◆ 初勝利を挙げた1週間前とは別人の内容…
中日の梅津晃大投手(23)が28日、広島3回戦(ナゴヤドーム)に先発登板したが、5回を投げいずれも自己ワーストの10被安打7失点で降板した。
初回、一死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けたものの、続く2回も一死二塁と得点圏に走者を背負い、8番・田中広に先制の中前適時打を浴びた。さらに、9番・森下に送りバントを決められ二死二塁。続く1番・ピレラには左前適時打を許し2点目を失った。2番・菊池涼には制球が定まらずストレートの四球。一、二塁と再び走者を溜め、3番・西川に左翼線を破られる2点適時二塁打を浴び一気に4失点となった。
3回は二死から一、二塁のピンチを背負ったが、ここは森下を三ゴロに退け無失点。4回は先頭のピレラに左越えソロを浴び5点目を失った。5回も先頭の5番・松山に中前打を許し、一死後、7番・堂林に2ラン被弾。5回104球、10安打7失点、3奪三振2四球の内容で、0-7の6回から2番手・三ツ間にマウンドを譲った。
被安打数と失点数はプロ入り後ワースト。投球以外でも、打球処理で2度も一塁へワンバウンド送球、打席では送りバントを失敗するなど、7回3安打無失点で今季初勝利を挙げた21日のヤクルト戦(神宮)とは別人のような乱調劇だった。
中日は三ツ間も3点を失い、打線は相手先発・森下の前に完封を免れるのがやっと。3-10で敗れ、梅津は今季初黒星(1勝)を喫した。