ロッテ・荻野貴司[撮影日=2020年2月12日]

◆ 打線を牽引

現在8連勝中のロッテのリードオフマンとして、荻野貴司が打線を引っ張っている。

 6月19日の開幕戦は昨季まで打っていた1番ではなく、公式戦では初となる3番でスタメン出場したが、ソフトバンクからFAで加入した福田秀平が「右肩甲骨の亀裂骨折」で離脱したため、翌20日以降は慣れ親しんだ1番を務めている。

 24日のオリックス戦から現在5試合連続安打中で、打率はリーグ5位の.361と好調だ。荻野といえば、過去の取材で「初回なので、塁に出ることでチームはノッテいける。全部の打席、一緒なんですけど、初回に点を取るとピッチャーも楽になると思う。そこはしっかり心がけてやっていきたいと思います」と話すように、初回の第1打席が非常に強い。

 昨季は第1打席の打率が、打席別で最も高い打率.351(114-40)を残したが、今季もここまで9試合を終えて、第1打席は.429(7-3)と高い数字を残す。(※1番打者での成績のみ)

 今季も初回の第1打席に4度出塁しているが、3試合でホームに生還している。マリーンズのイニング別の得点を見ても、初回の12得点が最も多い。ちなみに、中村奨吾が満塁本塁打を放つなど初回に5点を挙げた25日のオリックス戦も、荻野は四球を選び、マーティンの押し出し四球でホームに生還している。荻野が初回の第1打席に出塁すると、現在3試合連続でチームは得点を挙げており、勢いをもたらしているのは間違いない。

◆ 武器の走塁でも存在感

 和田康士朗、岡大海といった“足”を武器にする選手たちの活躍が目立つが、荻野も開幕から素晴らしい走塁を披露し続けている。

 春季キャンプ中に「走れるときに走れればいいなと思います」と話していた盗塁はリーグトップの5個で、盗塁失敗はなし。25日のオリックス戦では、初回に四球で出塁すると、村西良太の投球モーションを完全に盗み、2番・角中勝也の初球に二塁盗塁を決めた。

 走塁でも、27日の試合で初回無死三塁から2番・岡大海が放ったボテボテの三塁ゴロで三塁走者の荻野が好スタートを切りホームイン。翌28日も内野が前進守備を敷く中、清田育宏がショートにゴロを放った瞬間に、素早いスタートを切り同点のホームを踏んだ。今年の10月で35歳を迎えるが、年齢を感じさせないほどのスピードを見せ続けている。それは、普段の積み重ねがあるからだろう。

 「僕が入団してからリーグ優勝したことがないので、そこを目標にしていきたいと思います」と春季キャンプ中に話していた荻野。今季は開幕からチームは好スタートを切り、荻野自身もトップバッターとして好調のチームを支えている。2005年以来のリーグ優勝するため、攻撃、走塁、守備で高いパフォーマンスを見せ続けて欲しい。

文=岩下雄太

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