2020.07.03 18:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 3 | 終了 | 1 | 千葉ロッテマリーンズ |
楽天生命パーク |
金森打法とスリラー打法で勝負あり?!
楽天生命パークで行われた楽天-ロッテの首位攻防は、先制すれば負けない楽天が勝利し、同率首位に立った。
首位ロッテを1ゲーム差で追いかける楽天は2回、この回の先頭・島内宏明がヒットで出塁すると、一死後に銀次の右安打で三塁へ。二塁を狙った銀次は走塁死となったが、打撃好調な太田光の適時二塁打で先手を奪うことに成功した。
投げては、ここまで2戦2勝、防御率1.29と抜群の安定感を誇るエース則本昂大が3回まで一人の走者も許さない投球を見せていたが、先頭・荻野貴司のセンター返しを右手で捕りにいってしまい、一度ベンチに退く一幕も。
それでも何事もなかったかのようにマウンドに戻ってくると、角中勝也に死球、清田育宏が犠打で一死二三塁となり、4番のレアードは見逃し三振に仕留めたが、5番のマーティンに投じた2球目のカットボールが高めに抜けてしまい、これを太田が捕球しきれずに失点。試合は振り出しに戻った。
しかし、奮闘するエースを打線が援護。5回裏に「昨年は則本さんに守備の人と言われてたので絶対に打ってやろうと思って打席に入りました」という辰巳涼介が、「つききっりで指導してもらっている」金森コーチ直伝の「金森打法」でインコースのボールを右翼席へ運び勝ち越し。すると6回裏には、登場曲を変更した島内が「スリラー打法」で右翼席に飛び込む一打を放ち、リードを広げた。
100球を超えて7回もマウンドに上がった則本は二死からヒットを許して降板したが、後を受けたシャギワ、ブセニッツ、森原康平がひとりの走者も許さないパーフェクトリリーフを見せて試合は終了。盤石の勝ちパターンで勝利を収めた楽天がロッテと同率で首位に立った。