内外野守れるユーティリティー
ヤクルトは8日、育成選手だった松本友選手を同日付けで支配下登録したと発表した。背番号は「117」から「93」に変更となる。
松本は東福岡高から明治学院大とBCリーグ・福井を経て、2018年の育成ドラフト2位で入団した右投げ左打ちの25歳。内野手登録ながら、外野も含めた複数ポジションを守れるユーティリティープレーヤーで、入団時には「走攻守全てが平均点以上のユーティリティープレーヤー」との評価を受け、最下位指名でヤクルト入りしていた。
それでも、ルーキーイヤーから主に「二塁」と「一塁」で出場機会を与えられると、昨季はファームで92試合に出場し、打率.248(226-56)、3本塁打、28打点、4盗塁の成績。シーズン終盤に打撃向上の兆しを見せ、2年目の今季は7月7日終了時点で打率.261(23―6)。育成2年目のシーズン途中に悲願の支配下契約を勝ち取った。
松本友は球団を通じて、「これまで苦しいことや辛いことが沢山ありましたが、監督・コーチなどいろいろな方に支えられたお陰で、支配下選手になることができました。これからも感謝の気持ちを忘れずに、一軍で頑張りたいと思います」とコメントを発表。周囲への感謝を口にし、決意新たに一軍での活躍を誓った。