背番号は「91」
日本ハムは8日、高濱祐仁選手(23)と支配下契約を結んだことを発表した。背番号は「91」に決定。
名門・横浜高から2014年のドラフト7位で日本ハムに入団したプロ6年目の内野手。元々は支配下登録の選手だったが、昨オフに一度自由契約選手として公示を受け、日本ハムと育成選手として再契約。今季から背番号「162」で再始動したところだった。
今季はそんな悔しさもバネに、開幕から絶好調。ファーム公式戦で出場した5試合はすべて安打を記録しており、打率.444で本塁打こそないものの7打点。支配下復帰に向けて猛烈なアピールを見せていた。
そんな中、チームは一軍でチャンスを掴んだ高卒2年目の野村佑希が骨折で離脱。クリスチャン・ビヤヌエバが戻ってきたとは言え、内野のポジション、特に三塁がやや手薄となったこともあり、このタイミングで高濱に白羽の矢が立ったという格好だ。
ちなみに、日本ハムと言えば、これまでに育成から支配下に“昇格”した選手がいない球団であり、育成選手が増えた近年は「誰が第1号になるのか」というのがひとつの注目ポイントとなっていた。
球団史上初の事例、新たな歴史を作った男はチームの救世主となるか。日本ハムの背番号91・髙濱祐仁の今後から目が離せない。