2020.07.10 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 0 | 中止 | 0 | 東京ヤクルトスワローズ |
ほっと神戸 |
雨天中止も大盛り上がり
ほっともっとフィールド神戸で予定されていた10日の巨人-ヤクルト(4回戦)は、試合開始を約20分ほど見合わせた後に試合中止が決定。どしゃ降りの球場に流れた「中止」のアナウンス直後に、両球団の選手による即席パフォーマンスが披露された。
まず登場したのは“地元”兵庫県出身の巨人・岸田行倫。背番号「48」ウィーラーのユニフォームを着用してシートに覆われたホームベース付近に登場すると、スタンドへ手拍子を求める仕草。ジャイアンツベンチも含め球場から手拍子が送られるなかダイヤモンドを一周し“お決まり”のヘッドスライディングで生還した。
これで終わりかと思いきや、岸田はさらに手拍子を求め、三塁側のヤクルトベンチへ視線。三塁ベンチからヤクルトの3年目・宮本丈が駆け出し、2人で何やら作戦会議。岸田が三塁方向、宮本が一塁方向へ駆け出すと、運動会でお馴染み「天国と地獄」のBGMが流れる球場ぐるみの演出がスタート。両者がヘッドスライディングでホームを滑り抜け、球場中から拍手が送られた。
プロ野球は6月19日に「無観客試合」でシーズン開幕。応援方法や人数に制限はあるものの、この日ようやく観客動員がスタートしたところだった。両軍の選手・ファンにとっては、いきなり水を差された格好となったが、“こんな状況だからこそ”今季初のファンサービス。最後は球場中が温かい拍手に包まれ終演となった。