パ・リーグ
▼ 1位:東北楽天ゴールデンイーグルス
(7/14~7/19=西武[楽天生命])
-○○●●○ 3勝2敗
ホームに西武を迎えての6連戦は、初戦が雨で中止に。2戦目も雨の中での試合になったが、11-0の大勝という好発進。前週の3連敗締めをかきけすような連勝スタートを切った。
ところが、17日はエース・則本昂大が西武の強力打線につかまり、2-10で敗戦。金・土と連敗で迎えた19日も劣勢のまま終盤を迎える嫌な流れになったが、絶好調・浅村栄斗が同点打を放ち、さらに期待の大砲・内田靖人が値千金の勝ち越しグランドスラム。鮮やかな逆転勝利で5連戦を勝ち越した。
▼ 2位:福岡ソフトバンクホークス
(7/14~7/19=オリックス[京セラD])
○○●○○○ 5勝1敗
楽天との6連戦を勝ち越して大阪にやってきたソフトバンクは、勢いのままに火・水と連勝発進。16日の試合は接戦を落としたものの、翌17日の試合で6年目左腕・笠谷俊介がリリーフからプロ初勝利を挙げる活躍を見せて再び勢いに乗った。
土曜は石川柊太が田嶋大樹との投げ合いを制して2-1の勝利を収めると、日曜は二保旭が山本由伸と一歩も引かない投手戦を演じ、3-2で競り勝って3連勝。首位・楽天の背後にピタリと付けている。
▼ 3位:千葉ロッテマリーンズ
(7/14~7/19=日本ハム[札幌])
○●○●○● 3勝3敗
札幌に乗り込んでの6連戦は最後まで“一進一退”。3勝2敗と優勢で日曜を迎えたが、日本ハムのドラ1左腕・河野竜生を攻略することができなかった。
打線を牽引する荻野貴司は先週も好調。6試合中5試合で安打を放ち、合計10安打をマーク。19日の試合は久々の快音なしに終わったが、打率は.343と依然として高い数字をキープしている。
▼ 4位:埼玉西武ライオンズ
(7/14~7/19=楽天[楽天生命])
-●●○○● 2勝3敗
首位・楽天に挑んだ6連戦は雨の中止にはじまり、今井達也・髙橋光成の若き右腕で連敗。暗雲が垂れ込んだが、17日の試合で強力打線が奮起。相手エース・則本昂大を攻略して10-2の快勝を挙げた。
18日の試合も逆転でモノにし、カード勝ち越しをかけた19日の試合も山川穂高の3戦連発などでリードを保ったまま終盤へ。ところが、7回に回をまたいだ平井克典がピンチを作ると、開幕からここまで抜群の安定感を誇った平良海馬がつかまり一気の6失点。敵地でカード勝ち越しのチャンスを逃してしまった。
▼ 5位:北海道日本ハムファイターズ
(7/14~7/19=ロッテ[札幌])
●○●○●○ 3勝3敗
ホームにロッテを迎えての6連戦は黒星にはじまり、そこから勝ち・負けを繰り返す苦しい展開。順番通りに土曜も敗れ、本拠地で負け越しという危機が迫った中、チームを救ったのはドラ1ルーキーだった。
河野竜生はプロ初登板から3戦未勝利も、19日の登板は7回まで2安打・無失点という快投。完投や完封も見えてきたところ、8回に2点を失ってしまったものの、8回126球で2失点の力投。6連戦負け越しの危機を救った。
▼ 6位:オリックス・バファローズ
(7/14~7/19=ソフトバンク[京セラ])
●●○●●● 1勝5敗
好調・ソフトバンクをホームに迎えた6連戦は、相手の勢いに飲み込まれる結果に。気が付けば順位も最下位となった。
15日の試合は鈴木優が先発して6回終了時点は0-1、18日の試合も田嶋大樹が8回2失点と粘り、19日もエース・山本由伸の登板で6回終了時は0-0と、先発投手は踏ん張りながら、打線が応えられずに終盤崩れてしまうというシーンが目立つ。
振り返ってみると、6連戦の得点は「3・0・4・1・1・2」…。打線の奮起が待たれる。
セ・リーグ
▼ 1位:読売ジャイアンツ
(7/14~16=広島[マツダ]、7/17~19=DeNA[横浜])
○○○○○○ 6勝0敗
敵地での試合が続いた巨人だが、なんと先週は負けなしの6連勝。開幕から1カ月、早くも抜け出そうと加速している。
前週に雨での中止があったことで、エースの菅野智之が火曜日の担当に。14日の試合は5イニングでマウンドを降りたものの、広島打線を無失点に封じて今季3勝目。今後も週の頭の登板で、チームに勢いをもたらすはたらきに期待がかかる。
▼ 2位:東京ヤクルトスワローズ
(7/14~16=阪神[甲子園]、7/17~19=広島[マツダ])
●○●●○△ 2勝3敗1分
前週は負けなしの4勝で一気に首位に立ったヤクルトだったが、先週は阪神に負け越し。広島とは1勝1敗1分の五分だったが、巨人に首位の座を明け渡した。
その中で今年は小川泰弘が好調。18日の広島戦も6回2失点の好投でチームを勝利に導き、自身はこれで今季5戦4勝の負けなし。防御率こそ4.30となっているものの、ハーラーダービーの頂点に君臨している。
▼ 3位:阪神タイガース
(7/14~16=ヤクルト[甲子園]、7/17~19=中日[甲子園])
○●○○○○ 5勝1敗
甲子園に戻って3勝1敗と調子を取り戻しつつあった阪神が、引き続き聖地・甲子園でさらに加速。一気に借金を完済した。
特にベテランの活躍が目覚ましく、最年長の福留孝介は出場こそ3試合だったものの、16日のヤクルト戦では本塁打を含む2安打・4打点、19日の中日戦も3安打で4打点という大暴れ。復活の兆しを見せている。また、19日の試合では、41歳の能見篤史が今季初白星をマーク。あとは、二軍調整中の藤川球児の復調が待たれる。
▼ 4位:横浜DeNAベイスターズ
(7/14~16=中日[ナゴヤドーム]、7/17~19=巨人[横浜])
○●●●●● 1勝5敗
6月26日・阪神戦からはじまった「オセロ勝敗」が話題になったDeNA。先週も14日○・15日●で流れは継続も、16日に敗れて規則に終止符。すると、以降はすべての試合を落とした。
19日の試合は1点リードで9回も、守護神の山﨑康晃がこの日も苦しい投球。リードを守り切れず、9回の3つ目のアウトを取る前に交代を命じられると、後を受けた国吉佑樹が痛恨の一発を被弾。巨人に土壇場でひっくり返され、本拠地で屈辱的な3タテを食らってしまった。
▼ 5位:広島東洋カープ
(7/14~16=巨人[マツダ]、7/17~19=ヤクルト[マツダ])
●●●○●△ 1勝4敗1分
先週はホーム6連戦だった広島だが、いきなり巨人に3タテを食らう苦しいスタート。週末のヤクルトとの3連戦も、勝ち越し間近のところから追いつかれて引き分け。1勝1敗1分の五分で終えている。
明るい材料と言えば、相変わらず絶好調な堂林翔太の存在。先週も6試合すべてで安打を放つなど、打率は驚異の.434。この状態をいつまで持続できるのか、今後も楽しみだ。
▼ 6位:中日ドラゴンズ
(7/14~16=DeNA[ナゴヤドーム]、7/17~19=阪神[甲子園])
●○○●●● 2勝4敗
いまひとつ流れに乗れない与田竜。先週もホームでDeNAに勝ち越しながら、甲子園で阪神に3連敗。気が付けば最下位に低迷している。
そんな中、15日のDeNA戦では昨季途中加入の左腕・松葉貴大が嬉しい移籍後初白星をマーク。ていねいな投球で6回途中まで投げて1失点の力投。ここからローテーションの一角として継続して力を発揮することができるか、注目だ。