2020.07.19 13:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
京セラD大阪 |
6回まで62球1安打も…
オリックスの山本由伸投手が19日のソフトバンク戦に先発し、7回3失点と好投したが報われず、今季初黒星を喫した。
ここまでの4戦で3勝を挙げ、前回登板では完投勝利を収めた右腕は「立ち上がりからバランスよく投げられていましたし、中盤まではしっかりと自分のピッチングが出来ていた」と、この日もソフトバンク相手に6回まで62球、1安打、無失点の快投劇を披露した。
ところが7回、先頭の上林にレフトフェンス直撃の二塁打を打たれると、柳田にも二塁打を打たれて先制点を献上。続く中村には1号2ランを浴びて、まさかの3失点。打線はソフトバンク先発の二保を打ち崩せず、8回に3番手のモイネロから無死満塁のチャンスを作るも2点止まり。オリックスはエースを立てても勝てずに3連敗を喫し、単独最下位となった。
試合後、山本自身も「調子は凄く良くて、7回もそんなに悪かったわけじゃない」と語りつつ、「上林さんには考えて打たれたなというのは感じた。逆方向を狙ってきていて、いいボールだったけど、しっかり打たれてしまった」と、3点を失った7回を振り返り、柳田の適時打に関しては「低めの内角を意識して投げたけど抜けてしまって、それを一球で仕留められたので、悔しい」と反省した。
また、中村に被弾した場面については「僕が首を振って1球ストレートを投げたいと思った。ホームランになるとは思わなかったけど、しっかり打たれました」とコメント。結果的に手痛い一発となってしまったが、「少しのチャンスをモノにされたので、相手打線が凄かったんだなと思います。また映像を見て、練習頑張ります」と結果を受け入れ、首位楽天に挑む次戦に向けて気持ちを切り替えていた。
西村徳文監督も「点を取られるまではいいピッチングをしていた。バント失敗とか、その辺をしっかりやらないと流れが悪くなる。その後、チャンスが広がってもヒットが出なかったりしてますから。7回に3点取られましたけど、あそこまでよく頑張ってくれました」と好投した山本を労った。
文=どら増田