ロッテ・福田秀平は復帰後初マルチ
チームの主力選手として期待されながら、負傷により出遅れていた二人の「ふくだしゅうへい」がファーム公式戦で活躍した。
開幕前の練習試合で受けた死球により「右肩甲骨の亀裂骨折」となり、開幕直後に離脱していたロッテの福田秀平選手は22日、イースタンリーグの西武戦に「4番・センター」として先発出場。17日の巨人戦から実戦に復帰し、復帰後5試合目で、西武の十亀剣投手から復帰後初となるマルチ安打をマークした。
初回、一死一塁で迎えた第1打席は空振りの三振に倒れたが、0-0で迎えた3回の第2打席は一死一二塁という得点機で打席へ。ストライクを取りにきた甘めの球を見逃さずにライト線に弾き返すと相手の拙い守備もあり2者が生還。チームに先取点をもたらした。
また、5回の第3打席も無死一塁からセンター前に弾き返してチャンスを拡大し、6番・高部のセンター前ヒットで快速を飛ばしてホームイン。第4打席は中飛、第5打席は見逃しの三振に倒れるなど、ボールをとらえきれず悔しがる場面もあったが、状態は上がってきているように見える。
オリックス・福田周平は1安打2打点
また、オリックスでは、「右手人差し指基節骨近位靭帯付着部の剥離骨折」で戦列を離れていた福田周平選手が21日から実戦に復帰。復帰初戦となった21日のウエスタンリーグ広島戦では、初回に広島の先発・山口翔投手から先頭打者本塁打を放った。
「1番・セカンド」で2試合連続の先発出場を果たした22日の試合では、2点差に詰め寄ってなおも二死満塁という場面で広島の先発・ジョンソンから一時は試合を振り出しに戻す2点適時打をライトに放ち、2試合連続でヒットと打点をマーク。先頭打者として迎えた5回の第3打席では、追い込まれながらも四球を選ぶなど役割を果たした。
7回の第4打席でもライトへ鋭い当たりを見せたが、これはライトの守備範囲に。それでも3打数1安打1四球2打点と存在感を示し、8回の守備から退いた。
両選手とも開幕前からチームの主軸として期待されていただけに、今後の更なる活躍と一軍昇格のタイミングに注目したい。