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西武の3年目・與座“海”人、「海の日」にプロ初勝利!北“海”道出身の川越がプロ1号で援護

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プロ初勝利を挙げた西武・與座海人 (C) Kyodo News
2020.07.23 18:00
埼玉西武ライオンズ 3 終了 2 千葉ロッテマリーンズ
メットライフ

5度目の挑戦で念願の…


 西武がロッテとの息詰まる接戦に勝利。今カードの対戦成績を2勝1敗とし、再び貯金を「1」とした。






 この日の先発はプロ3年目のアンダーハンド・與座海人。2017年のドラフト5位入団も、ルーキーイヤーに受けたトミー・ジョン手術の影響で昨季は育成契約として過ごし、オフに支配下登録を取り戻したという苦労人だ。

 今季は春先から好調をキープして開幕ローテーション入りを果たすも、力投を見せながら3試合はなかなか勝ちが付かず。前回登板はロッテを相手に5回を投げ切れず4失点。一度ローテから外れ、この日再び一軍に戻ってきた。

 なんとか勝利を掴みたいこの日も、立ち上がりに相手の4番・安田尚憲にあわや本塁打という適時二塁打を浴びると、中村奨吾にもライトに運ばれる適時打を浴びていきなりの2失点。立ち上がりで得点を許してしまう。

 それでも、味方が直後に1点を返すと、2回裏には5年目・川越誠司がプロ1号となる2ランを放って一気に逆転。たちまち勝利への道が広がってくる。

 すると、4回・5回といずれも先頭打者に安打を許しながら、本塁は踏ませない執念の投球を披露。チームメイトの援護に応え、なんとか勝利投手の権利を持ってマウンドを降りる。


 その後は打線も援護が出来ずに苦しんだ中、平井克典から平良海馬、リード・ギャレットとつないで虎の子の1点を死守。3-2のまま迎えた9回は、ストッパーの増田達至が無失点締め。勝利の方程式を総動員して1点のリードを守り抜き、西武が3-2で逃げ切り勝ち。先発の與座に念願のプロ初勝利が灯った。


「ファンの方の歓声は最高でした」


 降板後には、「今日は自分の中でいい球があったと思いますが、それを投げることができる確率が低かったと思います」と振り返り、「その中でも岡田さんとコミュニケーションを取りながら勝負することができました。ただ、先頭打者を何度も出してしまうなど反省が残ります」と、まずは反省が先行。

 それでも、「今回、初めてメットライフドームのファンの前で投げさせていただきましたが、ファンの方の歓声は最高でした」と、初めてお客さんの前で本拠地のマウンドに登った感想を振り返りつつ、「あと、この筆記体のライオンズのユニフォームを着て投げたい、と思っていました。うれしかったです」と、このシリーズで着用している70周年ユニフォームについてのコメントも。


 試合後のヒーローインタビューでは、「本当にお待たせしました。ありがとうございます!」と挨拶からはじまり、「なんとか初回の2点で抑えられるように、自分を励ましながら投げました」と、少し声を震わせながらコメント。

 ウイニングボールについては「応援してくれた両親に届けたい」とし、「これからたくさんチームに勝利を届けられるように精いっぱい投げていきます。これからもよろしくお願いします!」と、本拠地のファンに向けて新たな決意を語った。


 7月23日、この日は「海の日」。“プロ初”の大仕事をやってのけ、お立ち台に登った2人は、北“海”道出身の川越誠司と、名前に「海」の文字が入る與“座”海人。

 チームの将来を背負う投打の有望株の活躍によって、アニバーサリーな一日となった。


文=尾崎直也
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