開幕直前に選手会と機構が合意
MLB機構とMLB選手会は23日(日本時間24日)、今季のポストシーズンに出場するチーム数を従来の「10」から「16」に拡大する案に合意したと発表した。
MLB公式によると、今季は各地区2位までに入った6チームと、3位以下の勝率上位2チームがポストシーズンに進出。昨季までの一発勝負による“ワイルドカード”は行われず、全8チームで『ワイルドカードシリーズ(3回戦)』→『ディビジョンシリーズ(5回戦)』→『リーグチャンピオンシップシリーズ(7回戦)』を戦うという。
MLBのマンフレッドコミッショナーは「今季は多くのファンがプレーオフを体験できる新しい形式のスプリントレースになる」と語り、選手会のクラーク専務理事も「すでに短縮されている今シーズンにプレーオフゲームを加えるのは、ファン、リーグ、選手にとって理にかなっている」とコメント。
これで全30チームの過半数を超える16チームがポストシーズンに進むことになり、勝率5割以下のチームがワールドチャンピオンになる可能性もありそうだ。
ちなみに、歴代最低勝率のワールドチャンピオンは、田口壮(現オリックスコーチ)が所属していた2006年のカージナルス。勝率.516でナ・リーグ中地区を制すと、そのまま世界一まで上り詰めている。