25日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト－巨人戦』で解説を務めた川相昌弘氏は、巨人・坂本勇人の状態について言及した。

　試合前まで打率.228と状態があがらない坂本。この日の第1打席は右飛に打ち取られると、川相氏は「上半身では一生懸命頑張って振ろうとしているんですけど、もうひとつ下半身がついていっていないような感じがしますね」と指摘。

　第3打席中のファウルに「坂本が今ファウルしたようなフィニッシュが多いですよね。手に力が入っているような感じがいます。良いときは下半身の勢いと、しっかりとした壁で下半身で跳ね返している感じがするんですけど、バットを強く振ろうとしすぎているイメージがありますね」と解説。この打席は結局、右飛だった。川相氏は「よくついていっていると思いますけど、まだしっかり振り切れた状態ではないので、よくミートしたという感じで終わっていますよね」と振り返った。

　川相氏は坂本について「固め打ちができませんし、なんとかミートして体勢を整えようとしているんですけど、もうひとつヒットになり切っていないですね」と話し、「技術自体はもっている選手ですから、それを出すだけの体調が一番大事かなと思います」とエールを送った。

（ニッポン放送ショウアップナイター）