3位・阪神と直接対決を前に大ピンチ
ヤクルトは27日、左腕の寺島成輝投手(21)と主軸の山田哲人選手(28)、経験豊富なベテランの雄平選手(36)の3名が一軍登録を抹消された。
山田は言わずと知れたチームの顔。これまで3度のトリプルスリーを達成した実績を持つスーパースターだが、今季は27試合の出場で打率.233となかなかコンディションが上がらず。26日の試合後には登録抹消となる可能性が伝えられていた。
しかし、フタを開けて見ると、山田の他にも主力の2選手が合わせて抹消されている。
寺島は2016年のドラフト1位で入団した期待の4年目左腕。プロ入り後は悩める時期も長かったが、今季は中継ぎの一角として台頭。好スタートを切ったかに見えた。ところが、ここ2戦はイニングをまたいだ投球ではあったものの、2試合連続で複数失点を記録。ピリッとしない面が見られた。
雄平はプロ18年目のベテラン。2017年から2年連続で打率3割を記録した巧打者も、今季は29試合の出場で打率.200と不振。このところは代打での出場がメインとなっていた。
ヤクルトは28日から、本拠地で3位・阪神との直接対決。2位の座を守るためにも、そして首位・巨人とこれ以上離されないためにも、しっかりと勝利を拾っていきたいところだが、そんな戦いを目前にして立ち込める暗雲…。
あすの公示で誰をファームをコールアップするのか、そして救世主となる選手は現れるのか…。高津臣吾監督の采配にも注目が集まる。
その他、27日の公示情報は以下の通り。
7月27日の出場選手登録・登録抹消
■ 埼玉西武ライオンズ
=抹消=
20 浜屋将太/投手
30 榎田大樹/投手
37 柘植世那/捕手
■ 東北楽天ゴールデンイーグルス
=抹消=
19 藤平尚真/投手
■ 北海道日本ハムファイターズ
=抹消=
28 河野竜生/投手
■ オリックス・バファローズ
=抹消=
17 増井浩俊/投手
■ 横浜DeNAベイスターズ
=抹消=
41 櫻井周斗/投手
■ 東京ヤクルトスワローズ
=抹消=
18 寺島成輝/投手
1 山田哲人/内野手
41 雄 平 /外野手