2020.07.28 18:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 13 | 終了 | 12 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
ZOZOマリン |
6連戦の初戦から雨中の大乱戦
ロッテの井上晴哉選手が28日の楽天戦で3本塁打5打点の活躍を見せ、チームを勝利に導いた。
井上は2回、ヒットで出塁した4番・安田尚憲を一塁に置いて打席に入ると、楽天の先発・石橋良太の直球を右翼席へ。この一打でチームに先制点をもたらすと、そこから打線がつながり打者一巡の猛攻でロッテは4点を奪取した。
井上は続く3回の第2打席を先頭打者として迎えると、再び石橋から「右上手投げという感じで決まった」と振り返った7号ソロを右翼席に放ち加点。試合は4回までにロッテが9-5とリードする展開だったが、先発の美馬学と中継ぎ陣が踏ん張り切れず、5回に1点、6回には5点を奪われて逆転を許してしまう。
さらに8回にも島内宏明のソロで加点され、3点差となったが、その裏に中村奨吾のソロで2点差に詰め寄ると、ヒットで出塁したマーティンを一塁に置いて打席に入った井上が「左下手投げという形で決めさせていただきました」と振り返った一発を左翼席に放り込み、試合を振り出しに戻した。
ロッテの日本人選手では1990年の初芝清以来30年ぶりの1試合3ホーマーで息を吹き返したチームは、12-12で迎えた9回ウラに一死満塁の好機を作り出し、最後は中村の押し出し死球でゲームセット。6連戦の初戦から4時間27分に及んだ大乱戦はロッテに軍配が上がり、貯金への返り咲きに成功した。