「家族の支えがあってここまで来れた」
西武は30日(木)、契約保留選手となっていた多和田真三郎投手(27)と2020年の支配下選手契約を締結したことを発表した。
多和田は中部商高から富士大を経て、2015年のドラフト1位で入団した右腕。3年目の2018年に16勝を挙げてリーグ最多勝のタイトルを獲得するも、開幕投手を務めた2019年は12試合で1勝6敗、防御率5.38と振るわず、同年9月に「頻脈性不整脈」との診断を受けて戦線離脱していた。
球団は12月、その原因が「自律神経失調症」であることを公表し、渡辺久信GMが「契約保留選手のまま、病状の回復を待つこと」を明言。今年1月15日から練習を再開し、3月24日からはチームに合流して身体作りに励んでいた。
多和田は「家族の支えがあってここまで来ることができました。そして苦しい時も妻を頼り支えてもらい、頑張ることができました。これからは家族のため、そして球団のため、一生懸命、責任を持って頑張ります」と、球団を通じてコメントを発表。ついに復帰へのスタートラインに立った。