打ち込まれたロッテとの再戦
日本野球機構(NPB)は3日、あす4日の予告先発投手を発表した。
オリックスは4日からホームでロッテと6連戦。この対戦と言えば、ZOZOマリンで行われた6月23日~28日の戦いで、オリックスが今季初となる「同一カード6連敗」の屈辱を味わったことが記憶に新しい。
ようやくやってきたリベンジのチャンス…。まずひとつ取って勢いに乗りたいところだが、その重要な初戦にこれ以上ない投手が登場する。背番号18・山本由伸である。
都城高から2016年のドラフト4位で入団したプロ4年目の右腕は、昨季から先発に転向すると20試合の登板で8勝6敗、防御率1.95という大ブレイク。援護に恵まれず勝ち星こそ伸びなかったが、高卒3年目でリーグ最優秀防御率のタイトルを手中に収めた。
エースナンバーを背に戦う今季もここまで6試合の登板で3勝1敗、防御率2.74と安定した投球を披露。しかし、この右腕が唯一試合を作ることができなかった相手が、今回対戦するロッテだ。
6月28日。"6タテ"の危機が迫る中で挑んだマウンドは、初回に味方から3点の援護をもらいながら、粘り強い攻撃を見せるロッテ打線に手を焼き、6回途中5失点(自責は4)で降板。球団別成績を見ても軒並み安定した数字となっている中、「対ロッテ」だけは防御率6.35となってしまっているのだ。
チームにとっても、山本由伸にとっても"リベンジ"のチャンスとなるこの戦い…。前回の悪夢を振り払うような快投でチームに勢いをもたらすことができるだろうか。
また、開幕から前回まではカード最終戦の日曜日が担当だったが、ここからは週の頭の火曜日へ。ブルペン陣の負担を減らしつつ、相手に大きなショックを与えるような投球に期待がかかる。
8月4日(火)の予告先発
【パ・リーグ】
日本ハム(上沢直之)- 西武(髙橋光成)
<札幌ドーム 18時00分>
楽天(弓削隼人)- ソフトバンク(千賀滉大)
<楽天生命パーク 18時00分>
オリックス(山本由伸)- ロッテ(美馬学)
<京セラD大阪 18時00分>
【セ・リーグ】
ヤクルト(高梨裕稔)- 広島(九里亜蓮)
<神宮 18時00分>
DeNA(井納翔一)- 中日(福谷浩司)
<横浜 18時00分>
阪神(オネルキ・ガルシア)- 巨人(菅野智之)
<甲子園 18時00分>