◆ プロ初打席は先制点呼ぶ「犠打」
広島の高卒2年目・羽月隆太郎選手(20)が7日、本拠地開催の阪神戦に「2番・二塁」で先発出場。2回の第2打席にセーフティーバントで投手への適時内野安打を放ち、プロ初安打・初打点を記録した。
この日自身初めて一軍登録された羽月は、初回無死一塁のプロ初打席できっちりと送りバントを決めると、直後に4番・松山竜平が適時打を放ち、先制点を呼び込む好アシストに。
守っては2回表一死一・二塁のピンチで、木浪聖也の放ったセンターへ抜けようかというライナーをダイビングキャッチ。ドラ1ルーキー・森下暢仁のピンチを救う大ファインプレーで拍手喝采を浴びた。
そして迎えた第2打席、2点リードの2回一死一・三塁の場面、相手先発・青柳のカウント1ボールから一塁線に絶妙なバントを転がすと、俊足飛ばして一塁を駆け抜け、これが適時内野安打。公称167センチの“小兵”が小技と足でプロ初安打・初打点を稼ぎ、地元ファンから祝福を受けた。
羽月は神村学園高から2018年のドラフト7位でプロ入りした2年目の内野手。今季はウエスタンで規定打席未達ながら打率.327(52-17)と好調を維持し、この日プロ初昇格で即スタメン。まずは佐々岡監督の抜擢に応える好スタートを切った。