○ 広島 11 - 6 阪神 ●
<6回戦・マツダスタジアム>
広島がカード初戦で打ち勝ち快勝。鈴木誠也、菊池涼介がベンチ休養となった一戦で、この日初昇格した高卒2年目の羽月隆太郎が、「2番・二塁」で初安打・初打点・初得点を含む2安打3打点と躍動した。
初回の第1打席で先制点を呼び込む犠打を決めると、2回の第2打席には一・三塁から絶妙なバントヒットでプロ初安打・初打点を記録。2点差に詰め寄られた5回には、前進守備の右翼の頭上を超える貴重な2点適時三塁打で初の長打もマークした。
試合後のヒーローインタビューでは、両手でマイクを握って登場し「試合前から、試合も、今も、自分はマツダスタジアムで試合をして、この場に立っているというのが考えられなくて…(場内拍手)はい、ありがとうございます」と初のお立ち台で地元ファンに挨拶。
試合中の堂々たるプレーとは一転、初々しさ全開のインタビューで「出るからには絶対にチームの勝利に貢献しようと思っていました」「自分の役割は走ることなので、しっかり全うできたかなと思います」と、大粒の汗を流しながら充実のデビュー戦を振り返った。