スペシャルユニは「横浜を中心に広がる宇宙」を表現
横浜DeNAベイスターズは13日、9月8日から10日のタイガース戦で開催する「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行」でチームが着用し、ファンにも配布するスペシャルユニフォームを発表した。
今年で9年目を迎える横浜・夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」のテーマは、昨年の「宇宙への航海」を踏襲し、「宇宙への航海の旅の途中、新たな力を中心として発生する巨大な爆発、そして爆発によって生まれる新しい星の力強い輝き」を意味する“Supernova”になった。
ユニフォームのデザインもベイスターズ、横浜を中心に広がる宇宙を、“横浜ブルー”をはじめ、球団ロゴに含まれる様々な青で表現。胸には横浜の「Y」を単体で配し、それを中心に放射線状に拡散される白い直線を使用することで、力強さと新たな星が生まれる瞬間をイメージしている。
左右のエースが意気込みを語る
発表会は、『一人ひとりが星のように輝いてチームも、街も、元気になるそんな場所をみんなでつくりたい』という想いのもと、街のランドマークである「よこはまコスモワールド大観覧車」のイルミネーションをバックに行われ、左右のエース、今永昇太投手と平良拳太郎投手が登壇した。
ユニフォームについて今永は「スタイリッシュで力強い。昨年同様宇宙をモチーフしていてとても気に入ってます」と笑顔を見せ、平良も「Yの文字を中心に広がっている白線が、何か新しいモノを誕生させる気がした。スローガンの“New generation is HERE.”にもマッチしている」と、満足気にコメントした。
スターナイトについて今永は「横浜スタジアムがより一層青く輝いて、また同じユニフォームを着て投げることでファンの方々から僕らがパワーをもらえる不思議なイベント。新しい星となれるように、また新たな横浜DeNAベイスターズを作れるような試合をできれば」と、2017年以来の勝ち星を誓い、同シリーズでの登板経験がない平良は「いつも以上に青く染まるスタンドから、ファンの大きな声援を受けて投げることを楽しみにしたい。その中でいい投球をしたい」と登板を心待ちにした。
いまではすっかり夏のイベントとして定着し、チケット争奪戦が繰り広げられる「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」。コロナ禍ということもあり、どれだけのファンがスタジアムを訪れることができるのかは未知数だが、今回のテーマのように投打で超新星爆発を起こすようなゲームを見せ、横浜の街を、ファンを、明るく照らしてもらいたい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)