ともに積極的にスイング!一軍復帰へ再スタート
新型コロナウイルスの影響で来日が遅れていたソフトバンクのジュリスベル・グラシアル選手(34)とアルフレド・デスパイネ選手(34)が14日、タマスタ筑後で行われている広島とのファーム公式戦に先発出場。グラシアルは第2打席に適時右二塁打を放ち、復帰初安打・初打点と記録した。
「2番・左翼」で先発出場したグラシアルは、第1打席こそ相手先発・山口翔の145キロに差し込まれ「投ゴロ」に倒れたが、3回一死二塁で迎えた第2打席に「適時右線二塁打」。抜けてきた128キロの変化球を図ったように逆方向へ弾き返し、復帰戦で快音を響かせた。
三たび山口と対峙した5回の第3打席は、初球の143キロを弾き返すも、これはバットの先で中直。6回の守備からベンチへ退き、復帰戦は3打数1安打1打点で、守備機会はなかった。
一方、「4番・指名打者」のデスパイネは、球筋を確認するような姿勢もみせつつ、中飛、遊ゴロ、左飛で3打数0安打。いずれの打席も直球を強振しながらのミスショットで、2本の外野フライは高く打ち上げたポップフライだった。
両選手はキューバ代表としてオリンピック予選に出場するため3月に離日。予選は中止となったが、故障を抱えていたためにキューバへ一時帰国すると、新型コロナウイルスの影響を受けて、なかなか再来日ならず。7月19日にようやく日本に入国し、この日今季初の公式戦初出場。一軍復帰を見据え、大きな一歩を踏み出している。