今大会屈指の好カード!
8月10日(月)、高校野球の聖地・甲子園球場で開幕した『2020年甲子園 高校野球交流試合』も今日で閉幕。残念ながら中止となってしまった春のセンバツに出場が決まっていた32校が、1試合限りの夢舞台に挑んだ。
▼ 第1試合
大|100 000 12X|4
東西高校球界の“横綱”が激突した一戦は、大阪桐蔭が一時は逆転を許しながらも、終盤に粘りを発揮して逆転勝利。聖地でさすがの強さを見せた。
逆転された直後の7回に一死満塁から加藤巧也がレフトへの犠飛を放って追いつくと、8回はキャプテンの藪井駿之裕が粘りに粘って9球目をレフトの前に落とす2点適時打。投げては藤江星河が7回を2失点に抑える力投を見せ、8回からの2イニングは松浦慶斗が打者6人をパーフェクト。接戦を制した。
▼ 第2試合
智辯和歌山(和歌山) 1 - 8 尽誠学園(香川)
智|100 000 000|1
尽|150 200 00X|8
香川の独自大会を制して甲子園にやってきた尽誠学園が、プロ注目選手を擁する智辯和歌山に完勝。13安打で8得点で打ち勝った。
投げては村上侑希斗が7回まで123球を要したものの、被安打6、四球は2つ与えながら立ち上がりの1点のみに抑える力投。序盤の大量援護にも恵まれ、投打が噛み合った快勝だった。
▼ 第3試合
白樺学園(北海道) 3 - 8 山梨学院(山梨)
山|010 103 120|8
白|100 010 001|3
交流試合・最終戦は山梨学院が逆転勝利。エースが独自大会で負傷、この試合はエース不在の状況で臨むことになった中、川口龍己と古川秀将の1年生リレーでリードを守り抜いた。
先輩たちも奮闘する1年生たちを援護。同点の4回に犠飛で勝ち越すと、2-2と追いつかれた直後の6回に一死満塁のチャンスで河野修慈が走者一掃の3点適時二塁打。その後も攻めの手を緩めず得点を重ね、粘る相手を振り切った。