コロナ禍で形を変えた「ライオンズカップ2020」が開催
かつて西武のリリーフ陣の一角として活躍した長田秀一郎(現・西武ライオンズアカデミーコーチ)が、再びメットライフドームのマウンドに上り、中学生と真剣勝負を行った。
西武が主催する「ライオンズカップ2020」が17日に行われたが、今年はコロナ禍ということもあり、例年のようなトーナメント方式ではなく、出場チームを埼玉県内のチームに絞り、各チーム1試合限定で開催することに。その中で「何とか子どもたちに“今日という日”を思い出に残してもらえないか?」ということで、西武ライオンズアカデミーコーチと参加チームの代表選手よる“一打席真剣勝負”が実現した。
今大会には、リトルシニア、ポニー、ヤング、ボーイズの4団体の代表12チームが参加。長田は計6チームの代表選手と対戦し、「変化球を混ぜないと抑えられない」と、得意のスライダーやカーブといった変化球を交えたが、「左安打」「右中三塁打」「中安打」「三振」「三振」「左安打」という結果に。長田も「(みんな)いいスイングができていた」と脱帽。元プロとの対戦に会場も大いに盛り上がった。
今回は、日程上メットライフドームを使用できるのはこの1日だけということもあり、各チーム1試合限定の4イニングス制で実施。さらには“最後の夏”を楽しんでもらうため、各チームには「極力3年生中心のスタメンを」という“異例”のお願いもあったとのこと。その結果、241人の選手たちが、これまでのチームメイトとともに過ごした時間をかみしめるようにメットライフドームを走り回った。