10年ぶりの代打逆転弾
プロ野球セ・パ両リーグは18日、6・7月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手を発表。セ・リーグはヤクルトのは西浦直亨選手、パ・リーグはオリックスのアデルリン・ロドリゲスが受賞した。
西浦は6月25日(木)に神宮球場で行われた阪神戦(3回戦)、1点を追う9回二死一二塁の場面で左翼席へ値千金の代打逆転サヨナラ3ランを放ち、チームに劇的な勝利をもたらした。
ヤクルト・高梨、阪神・秋山の両先発投手の好投により投手戦となった一戦は、8回表に梅野の本塁打で阪神が先制する。しかしヤクルトは9回裏に四球と安打で二死一二塁のチャンスを作ると、高津監督は井野の代打に西浦を指名。無観客の静寂に包まれる緊迫した場面で2球目の直球を強振すると、打球は左翼席へ。
これがチームの5割復帰を決める値千金の一打となった。西浦にとって“サヨナラ本塁打”は自身初、“代打逆転”となると球団にとっては2010年川本選手以来、10年ぶり5人目の快挙だ。
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▼ 西浦直亨選手のコメント
この度はこのような賞に選んでいただいて光栄に思っております。
あの時はすごくいい流れだったので、「自分のスイングをする」それだけを頭に集中して打席に入りました。
今思い返すと、自分のプロ野球生活の中でも非常に印象深い試合になりました。ファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。
今はチームとして勝ちを重ねられるように、個人としてそこに貢献できるように、そしてまたサヨナラ賞が頂けるよう頑張ってまいります!
名刺代わりの劇的弾
ロドリゲスは、7月10日(金)に京セラドーム大阪で行われた日本ハム戦(4回戦)の9回裏二死一二塁、2点ビハインドの場面で左翼席へ劇的なサヨナラ3点本塁打を放った。
オリックス打線は日本ハムの先発・有原に7回まで2安打無得点に抑えられていたが、8回に代わった宮西から失策絡みで1点を返す。すると1-3と2点のビハインドで迎えた9回裏二死、日本ハムの守護神・秋吉から連続四球で粘りを見せ、打席には新外国人のロドリゲス。カウント1-2からの4球目を強振すると、快音と共に白球は弾丸ライナーで左翼スタンドに突き刺さった。
お釣りなし、起死回生の豪快な一発でチームを今季初のサヨナラ勝利に導いた頼れる新助っ人の劇的な一打は、チームメイトのみならず、今季初めてスタンドで試合を見守ったファンも熱狂させた。
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▼ A.ロドリゲス選手のコメント
サヨナラ賞に選んでいただき本当に光栄です。
この賞は活躍することによってチームメイトと共に勝利に貢献し、ファンの人に喜んでいただけるプレーが認められたものだと思っております。
現在、なかなか苦しい戦いが続いていますが選手として、チームとして良くなるよう一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします!
そして球場にお越しいただいて、声援いただくことをありがたく思っています。