開幕直後の6月20日にハタチを迎えた右腕
日本野球機構(NPB)は22日、あす23日の予告先発投手を発表した。
東京ドームで阪神に3連勝も、マツダスタジアムに移って2連敗と元気がない巨人。ここ2戦、序盤で投手陣が打ち込まれて敗れている状況の中、どうにか3タテを阻止したい3戦目のマウンドに上がるのが、高卒2年目のハタチ・直江大輔だ。
長野県の出身、地元の強豪・松商学園高から2018年のドラフト3位で入団した右腕。184センチ・77キロとやや細身の体型ながら力強い速球を武器としており、ルーキーイヤーは主に三軍戦で経験を積んだ。
今季は二軍でも4試合に登板していて、1勝2敗の防御率6.00という成績。7月19日の初登板で5回無失点と好投を見せるも、少し間が空いての登板となった8月1日の西武戦では5回6失点。さらにリリーフで登板した8月8日のDeNA戦は3回6失点と打ち込まれたが、前回登板の8月16日・ヤクルト戦では5回を投げて2安打・無失点。立ち直った姿を見せ、一軍での初登板のチャンスを掴んだ。
巨人で高卒2年目といえば、戸郷翔征がルーキーイヤーからプロ初勝利を挙げるなど活躍を見せ、今季はここまで6勝(2敗)をマーク。ローテーションの一角としてチームを支えている。
その戸郷がドラフト6位指名であることを思えば、少なくともドラフト当時は戸郷よりも注目されていたことは間違いない。同期の活躍を刺激に、直江も首脳陣に良い姿をアピールすることができるか。注目のプロ初登板・初先発となる。
8月23日(日)の予告先発
【パ・リーグ】
日本ハム(ドリュー・バーヘイゲン)- 楽天(福井優也)
<札幌ドーム 14時00分>
ロッテ(中村稔弥)- ソフトバンク(石川柊太)
<ZOZOマリン 17時00分>
オリックス(アンドリュー・アルバース)- 西武(松本航)
<京セラD大阪 13時00分>
【セ・リーグ】
ヤクルト(小川泰弘)- 阪神(秋山拓巳)
<神宮 18時00分>
中日(大野雄大)- DeNA(伊勢大夢)
<ナゴヤドーム 14時00分>
広島(遠藤淳志)- 巨人(直江大輔)
<マツダスタジアム 18時00分>