○ ブルージェイズ 9 - 1 レッドソックス ●
<現地時間8月26日 サーレン・フィールド>
ブルージェイズの山口俊投手(33)が26日(日本時間27日)、マイナー傘下の本拠地・バッファローで行われたレッドソックス戦に救援登板。4回1失点のロングリリーフで渡米後初勝利を手にした。
この日は、オープナーのメリーウェザーの後を受けて2点リードの3回から登板。先頭にいきなり足元を強襲される内野安打で出塁を許し、続く打者には四球という不安定な立ち上がりだったが、1番・バードゥーゴを二ゴロ併殺で退け、続くデバースも宝刀・スプリットで力ない遊ゴロに打ち取りピンチを脱出した。
2イニング目となった4回は、テンポよく二死を奪ってから、5番・モアランドに外角のスプリットを逆方向へ運ばれソロアーチを被弾。一振りで1点差に詰め寄られてしまう。
それでも、後続は許さず、直後の裏の攻撃で味方打線が2点の援護。リードを3点に拡げた5回は三者凡退で、6回も四球一つのみ。140キロ台後半の直球とスプリットのコンビネーションを軸にスライダーも交えながら、レッドソックス打線に的を絞らせなかった。
先発陣に故障者が続出しているチーム状況のなか、山口は今季最多の4イニング(59球)を投げ、2安打、2四球、2三振で1失点という投球内容でお役御免。
7回を元阪神のラファエル・ドリス、8回を元日本ハムのアンソニー・バスの元NPBリレーでつなぎ、山口に嬉しいメジャー初勝利(2敗)が記録された。
山口はデビュー戦から2試合連続でタイブレークという厳しい場面での登板が続き2連敗スタートとなったものの、ショートイニングでの登板を重ねて今季8戦目で待望の初勝利。「36.00」でスタートした防御率は「4.26」まで良化した。