○ ソフトバンク 4 － 2 オリックス ●
＜15回戦・PayPayドーム＞

　ソフトバンクが若き両腕のリレーで同一カード3連勝。先発の笠谷俊介が5回1失点とゲームを作れば、2番手・板東湧梧が3イニング0封の好救援。今季4度目の“コンビリレー”がオリックス打線を封じた。


　先発の笠谷は立ち上がりから150キロに迫る速球でオリックス打線を圧倒。目先を変えるスライダーも効果的に決まり、5回2安打7奪三振。失点は内野ゴロの間に許した1点に抑えた。

　先発左腕は自己最長の5回1失点。女房役・甲斐拓也のリードをはじめ、味方守備への感謝も示しながら「先発としての仕事は出来た」と胸を張った。

　この後を受けたのが、笠谷の1学年上の右腕・板東。プロ初勝利を含む今季2勝は、いずれも笠谷からバトンを受けての白星だったが、この日は「笠谷が良い投球をしていたので、点を与えないように1人1人必死で投げました」と、後輩の白星を守るべく奮投した。

　6回を三者凡退に抑え、7回は二死から5番・ジョーンズに中越え二塁打を浴びながら、後続を断ち無失点。8回も内野安打一本に抑え、3回2安打3奪三振の好救援で、3点リードのまま守護神・森唯斗にバトンを繋いだ。

　最後は森が3連打を浴びて無死満塁のピンチを迎えるも、ジョーンズを二ゴロ併殺に打ち取り、この間の1失点どまり。笠谷がキャリア初の先発白星となる今季2勝目（2敗）、森が15セーブ目（1勝1敗）を手にした。

　敗れたオリックスは今季のソフトバンクとの対戦成績が2勝13敗となり、早くもこのカードの負け越しが決まった。