オリックスは左投手を補強
オリックスと阪神の両球団は28日、交換トレードの成立を発表。オリックスは小林慶祐投手(27)を放出し、見返りとして飯田優也投手(29)を獲得する。
飯田は神戸弘陵高から東農大北海道オホーツクを経て、2012年の育成ドラフト3位でソフトバンクに入団。プロ2年目の5月に支配下登録を勝ち取ると、7月30日の楽天戦で先発してプロ初勝利をマークするなど、先発として活躍を見せた。
翌年からはリリーフに回り、2015年は35試合、2016年は30試合に登板。貴重な左腕としてブルペンを支えていたが、2018年はオールスターまでに一軍登板が1試合と出場機会を減らしていたところ、松田遼馬とのトレードで阪神への移籍が決定。
しかし、移籍初年度は1試合に先発しただけ、昨季もリリーフで3試合に登板するも防御率は10.80と思うような成績が残せず。今季はここまで登板がなかった。
ファームでは今季10試合に登板して2勝1敗、防御率3.50という成績。先発・リリーフともに左がやや手薄なオリックスに移り、存在感を発揮することができるだろうか。
▼ 飯田優也・プロフィール
ポジション:投手
投打:左投左打
身長/体重:187センチ/92キロ
生年月日:1990年11月27日
経歴:神戸弘陵高-東農大北海道オホーツク-ソフトバンク(12年・育3位)-阪神
<コメント>
突然のことで本当に驚いています。
2年という短い期間でしたが、
タイガースファンの皆様の
期待に応えることができず、
残念だという思いでいっぱいです。
環境は変わりますが、
これを良い機会だと考え、
オリックスで活躍できるように
精一杯頑張りますので、
引き続き温かいご声援を
よろしくお願いします。
阪神はブルペン強化を図る
一方、小林は八千代松陰高から東京情報大、社会人の日本生命を経て2016年のドラフト5位でオリックスに入団した右腕。187センチ・86キロの恵まれた体格を活かした力強いボールが武器で、1年目からリリーフとして35試合に登板した。
ところが、2年目が7試合の登板で防御率11.00と結果を残すことができず、昨季は20試合と出場機会は増やしたものの、0勝2敗で防御率5.71と首脳陣の信頼を勝ち取るまでには至らず。今季も7試合の登板で防御率4.05。8月に7試合登板があったものの、ここでも一軍定着とはならなかった。
こちらもファームでは10試合に登板し、防御率は1.80と安定した成績。強力ブルペン陣に誤算のあった阪神から声がかかり、その誤算を埋めるピースとして期待がかかる。
▼ 小林慶祐・プロフィール
ポジション:投手
投打:右投右打
身長/体重:187センチ/86キロ
生年月日:1992年11月2日
経歴:八千代松陰高-東京情報大-日本生命-オリックス(16年・5位)
<コメント>
突然のことでしたので、
ただただ驚いている
というのが今の率直な気持ちです。
こうして今の僕があるのも
バファローズのおかげですし、
バファローズファンのみなさんが
暖かい声援を送ってくれたことは
決して忘れません。
だからこそ、みなさんの期待に
応えることが出来なかったことが
一番の心残りですし、
なによりも悔しいです。
ここまで育ててくれたバファローズ、
自分を必要としてくれたタイガースへの
恩返しは活躍することしかないと思います。
ここまで応援してくれた方々のためにも、
新天地で新しい“いい姿”を
見せられるように頑張ります。