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“先輩たち”は高卒4年目で本格ブレイク! 3年目を戦う日本ハム・清宮の現在地

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日本ハム・清宮幸太郎

2023年の新球場開場時には主力選手に


 プロ野球の試合が行われなかった8月24日、日本ハムの選手とコーチら15名が、2023年開業予定の新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の建設予定地を訪問。その際に、主砲・中田翔が「本当にすごい球場ができると思うので初本塁打を打ちたい」と力を込めれば、開業時に24歳のシーズンを迎える清宮幸太郎は、「ファイターズを引っ張る存在としていたい」と述べ、成長を誓ったという。

 そんな清宮だが、今シーズンは開幕一軍を勝ち取り、ここまで43試合の出場でスタメン起用は32試合となっている。8月25日の試合では本塁打を含む猛打賞で、プロ入り初となる4打点を記録したが、27日の試合では逆転のキッカケとなる失策を記録した。ここまでは、打率.182(110-20)、4本塁打、12打点という数字だ。

 同学年の村上宗隆(ヤクルト)がすでに球界を代表する打者に成長し、安田尚憲(ロッテ)も若き4番として好調なチームをけん引していることを考えると、歴代最多となる高校通算111本塁打を記録している清宮の“現状”は、やはり物足りない。

 選手の育成に定評のある日本ハムだが、現チームの主力となっている先輩たちは、入団後どれくらいの時期にブレイクしていたのだろうか――。

 中田翔、西川遥輝、近藤健介といった高卒生え抜きの先輩たちは、高卒3年目となるシーズンにある程度の結果を残し、4年目で初めて規定打席に到達。以降、主力としてチームを支えてきた。清宮もまた、今シーズンの結果が、来シーズン以降を大きく左右することになるかもしれない。


中田、西川、近藤は高卒4年目で初の規定


 中田は高卒3年目(2010年)に開幕スタメンを勝ち取った。しかし、故障での離脱もあり本領を発揮したのは一軍復帰から2試合目となる7月20日以降のこと。プロ初本塁打(一軍)を放つと、そこから出場11試合で8本塁打の固め打ちは見事だった。

 金子千尋(オリックス/現日本ハム)、涌井秀章(西武/現楽天)、和田毅(ソフトバンク)といったエース級の投手たちから次々と本塁打を放ったことで、「エースキラー」と呼ばれたほど。この活躍で一皮むけた中田、入団4年目となる2011年は途中離脱することなく全143試合を走り抜き、チームの顔となった。

 打者としてのタイプは異なるが、西川や近藤といったアベレージ型の先輩たちも高卒3年目にはシーズン80試合程度に出場し、打率は「.250」をクリア。西川は22盗塁をマークし、武器である足もアピールするなど、翌年からレギュラーを獲得する足がかりとした。

 やはり清宮のウリは本塁打を含めた長打力ということになるだろう。例年よりも試合数が減少しているとはいえ、最低でも2桁本塁打を放ち、中田の高卒3年目と同じように打率を2割3分程度には乗せたいところだ。

 その素質は誰もが認めるところ。高卒4年目となる来季の期待打席到達へ向け、残り約半分となった今シーズン、その力をどこまで見せてくれるのか――。清宮の本領発揮に期待したい。


▼ 主な高卒生え抜き打者の高卒3年目と4年目の成績

・中田翔(07年高校生1巡/大阪桐蔭高)
[3年目(10年)] 65試 打率.233(210- 49)本 9 打点22 盗塁0
[4年目(11年)]143試 打率.237(527-125)本18 打点91 盗塁4

・西川遥輝(10年2位/智弁和歌山高)
[3年目(13年)] 85試 打率.278(281- 78) 本2 打点26 盗塁22
[4年目(14年)]143試 打率.265(555-147) 本8 打点57 盗塁43

・近藤健介(11年4位/横浜高)
[3年目(14年)] 89試 打率.258(264- 68) 本4 打点28 盗塁3
[4年目(15年)]129試 打率.326(435-142) 本8 打点60 盗塁6

・清宮幸太郎(17年1位/早稲田実業)
[3年目(20年)]43試 打率.190(105-20) 本4 打点12 盗塁1
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