ニュース 2020.08.29. 17:00

鴎に苦しむオリックス… 張奕の力投も連敗止められず、対ロッテの借金は「11」に

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オリックス・張奕 (C) Kyodo News
2020.08.29 14:00
オリックス・バファローズ 1 終了 5 千葉ロッテマリーンズ
京セラD大阪

対戦成績は「1勝12敗1分」に…


 ロッテに対して10個の負け越しを作っているオリックス。きょうこそ対ロッテの連敗をストップしたいところだったが、1-5で接戦を落とした。


 この日の先発はプロ4年目、支配下2年目の右腕・張奕(ちょう・やく)。昨オフのプレミア12では、チャイニーズ・タイペイ代表として大会ベストナイン(先発投手部門)に選出される活躍みせた期待の26歳だ。

 今季は故障で出遅れも、8月13日のソフトバンク戦から戦列に復帰。初戦こそ黒星を喫するも5回3失点と内容は悪くなく、次戦・22日の西武戦では5回無失点の好投で今季初勝利。連勝を目指してこの日のマウンドに向かった。


 立ち上がりから140キロ台後半の速球で押し、2番の中村奨吾と3番のレオネス・マーティンを連続三振に斬る上々の滑り出し。

 その裏に味方に先制点をプレゼントしてもらうと、2回は先頭の4番・安田尚憲から空振りの三振、3回は加藤翔平と柿沼友哉を連続三振。

 3イニングを投げて打者9人を無四球・無安打。5つの三振を奪うパーフェクトな投球を展開した。


 ところが4回、先頭の和田康士朗に甘く入ったボールをとらえられ、大飛球はライトのフェンスギリギリで右翼手がキャッチ。

 肝を冷やしながら一死を奪ったが、つづく中村を四球で歩かせてしまうと、マーティンには初球を完ぺきに弾き返され、打球はあっという間にセンターバックスクリーンに着弾。2戦連発となる17号2ランを浴び、1-2とひと振りで試合をひっくり返されてしまった。


 しかし、その後は引きずることなく、4回最後のアウトの加藤を皮切りに、7回3つ目の加藤まで10打者連続のアウト。完全に立ち直ったが、打線の援護は得られないまま。

 1-2で迎えた8回、先頭の代打・菅野剛士に安打を浴びて久々の走者を背負うと、犠打と安打で一死一・三塁のピンチ。さらに一塁走者・和田に盗塁を決められて二・三塁となると、中村にはきっちりとレフトに打ち上げられてこれが犠飛。この時、球数は104。3点目を失い、なおも二死ながら二塁に走者を置いて中軸へ…というところで、力投の右腕は交代を告げられた。


 するとその後、代わった齋藤綱記はマーティンの申告敬遠に続き、安田に対してもフルカウントから歩かせてしまい二死満塁。なんとか2点差を死守すべく、ベンチは吉田凌をマウンドに送りこんだが、吉田は井上晴哉にライトへと運ばれて二者が生還。

 なおもピンチで角中勝也は一邪飛に打ち取ったが、手痛い3失点で1-5とリードを広げられてしまった。


 取られた直後の8回、打線は打率1割台と苦しむ中川圭太にこの日2本目の安打が飛び出すなど、光明は差し込むも反撃のホームは踏めず。

 9回も四球と死球で一死一・二塁のチャンスを作ったが、後続が倒れて無得点。先発の力投もあって接戦を演じたが、終盤に力尽きて1-5で敗戦を喫した。

 これでオリックスの連敗は5に伸び、対ロッテ戦の連敗も同じく5に。明日こそトンネル脱出となるか、打線の奮起が待たれる。


文=尾崎直也


オリックスの「2020年・対ロッテ」ここまで


<6月>
23日(ZOZOマリン) ● 5 - 6
24日(ZOZOマリン) ● 4 - 6
25日(ZOZOマリン) ● 0 - 5
26日(ZOZOマリン) ● 5 - 6
27日(ZOZOマリン) ● 1 - 2
28日(ZOZOマリン) ● 5 - 6

<8月>
4日(京セラD大阪) △ 5 - 5
5日(京セラD大阪) ● 1 - 12
6日(京セラD大阪) ○ 3 - 1
7日(京セラD大阪) ● 3 - 6
8日(京セラD大阪) ● 3 - 9
9日(京セラD大阪) ● 0 - 4
28日(京セラD大阪) ● 3 - 5
29日(京セラD大阪) ● 1 - 5

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