追加点が欲しいところで得点を奪う。こういった攻撃ができるようになったことが、マリーンズの強さのひとつではないだろうかーー。
マリーンズは0-1の4回にマーティンの第17号2ランで逆転に成功し、先発・二木康太が7回を99球、6安打、8奪三振、1失点に抑えるピッチング。
リリーフ陣は開幕から1週間に4登板以上、月曜日の休日を挟んで3連投はあるが、6連戦中の3連投は1度もなく、登板数、連投などしっかり管理されている。今週はセットアッパー・ハーマン、守護神・益田直也は28日終了時点で、3試合に登板している状況だった。
そういったチーム状況のなか、8回に先頭の菅野剛士が、7回まで2安打に抑え込まれていた先発・張奕からレフト前に安打を放ち出塁。続く藤岡裕大がきっちりと初球で送りバントを決める。攻撃のリズムを作るという意味でも、藤岡が初球でバントを決めたのは大きかった。1番・和田康士朗がライト前ヒットで一、三塁と好機を広げると、ここで井口資仁監督は動く。三塁走者・菅野に代えて俊足の岡大海を送る。
2番・中村奨吾の初球に一塁走者・和田が今季16個目の盗塁を決めると、中村のレフトへの飛球で、三塁走者の岡がタッチアップし3点目のホームを踏んだ。さらに代わった・斎藤綱記からマーティンが申告敬遠、安田尚憲が四球で満塁とすると、このイニング3人目となった吉田凌から井上晴哉がライトへ2点タイムリーを放ちリードを広げた。
5-1となった8回裏は先発・二木の後を受けて東妻勇輔がマウンドに上がり、1回を無失点に抑えると、9回は東條大樹が走者を出しながらも試合を締めた。
先発した二木が7回を投げたこと、8回に追加点を挙げたことで、リリーフ陣の起用に幅をもたすことができた。それだけに8回に3点を奪ったことに価値がある。
5カード連続勝ち越しを決めるとともに、火曜日からのビジター6連戦を4勝1敗とし勝ち越しが決まった。さらに貯金も今季最多の9。逆転勝ち、先行逃げ切り、試合序盤に先発投手に球数を投げさせ試合中盤、終盤に得点を挙げるなど、勝ち方のバリエーションも増えており、その強さが“ホンモノ”になりつつある。
文=岩下雄太
マリーンズは0-1の4回にマーティンの第17号2ランで逆転に成功し、先発・二木康太が7回を99球、6安打、8奪三振、1失点に抑えるピッチング。
リリーフ陣は開幕から1週間に4登板以上、月曜日の休日を挟んで3連投はあるが、6連戦中の3連投は1度もなく、登板数、連投などしっかり管理されている。今週はセットアッパー・ハーマン、守護神・益田直也は28日終了時点で、3試合に登板している状況だった。
そういったチーム状況のなか、8回に先頭の菅野剛士が、7回まで2安打に抑え込まれていた先発・張奕からレフト前に安打を放ち出塁。続く藤岡裕大がきっちりと初球で送りバントを決める。攻撃のリズムを作るという意味でも、藤岡が初球でバントを決めたのは大きかった。1番・和田康士朗がライト前ヒットで一、三塁と好機を広げると、ここで井口資仁監督は動く。三塁走者・菅野に代えて俊足の岡大海を送る。
2番・中村奨吾の初球に一塁走者・和田が今季16個目の盗塁を決めると、中村のレフトへの飛球で、三塁走者の岡がタッチアップし3点目のホームを踏んだ。さらに代わった・斎藤綱記からマーティンが申告敬遠、安田尚憲が四球で満塁とすると、このイニング3人目となった吉田凌から井上晴哉がライトへ2点タイムリーを放ちリードを広げた。
5-1となった8回裏は先発・二木の後を受けて東妻勇輔がマウンドに上がり、1回を無失点に抑えると、9回は東條大樹が走者を出しながらも試合を締めた。
先発した二木が7回を投げたこと、8回に追加点を挙げたことで、リリーフ陣の起用に幅をもたすことができた。それだけに8回に3点を奪ったことに価値がある。
5カード連続勝ち越しを決めるとともに、火曜日からのビジター6連戦を4勝1敗とし勝ち越しが決まった。さらに貯金も今季最多の9。逆転勝ち、先行逃げ切り、試合序盤に先発投手に球数を投げさせ試合中盤、終盤に得点を挙げるなど、勝ち方のバリエーションも増えており、その強さが“ホンモノ”になりつつある。
文=岩下雄太