筒香とは3度目の対戦、通算6の0に封じる
ヤンキースの田中将大投手(31)が現地時間1日(日本時間2日)、本拠地で行われた同地区首位のレイズ戦に先発登板。5回に同点2ランを浴びたが6回2失点と粘り、今季初勝利の権利を得て降板した。「5番・指名打者」で先発出場した筒香嘉智外野手(28)は2打数無安打に封じた。
田中は6連勝中のレイズ打線を相手に、初回、二死から死球での出塁を許したものの無失点スタート。2回も先頭の筒香を二ゴロに仕留めるなどゼロを刻んだ。3回は四球での出塁を許したものの無失点。4回は二死から筒香に痛烈な打球を浴びたものの、三遊間寄りにシフトを敷いていた三塁手正面へのライナー。ツキも味方しこの試合初の3者凡退で終えた。
ヤンキース打線は初回、1番・ラメーヒューの先頭打者弾で先制、3回にもラメーヒューが4号ソロを右翼席へ運び2-0とリードを広げた。
今季初勝利の権利がかかる5回のマウンドに上がった田中だったが、先頭の6番・アダメズに左翼へのエンタイトル二塁打を許すと、続くキーアマイヤーに2ストライク後のスライダーを右翼席へ運ばれ同点に追いつかれた。
6回は2三振を奪うなどこの試合2度目の3者凡退。田中は6回88球、3安打2失点、6奪三振2四死球と好投し、防御率は3.38となった。
ヤンキース打線は2-2の同点で迎えた6回裏、一死一、二塁の好機を作り、5番・ウルシェラの右中間を破る2点適時二塁打で勝ち越し。中継プレーが乱れる間に打者走者のウルシェラも一気に生還し、田中に勝利投手の権利が灯った。