パ・リーグでは“先発再転向”の2人
日本野球機構(NPB)は2日、あす3日の予告先発投手を発表。連戦中でのオープナー採用に先発転向まで、「予告先発」では見慣れない投手たちが名を連ねた。
敵地でのロッテ戦に臨む西武は、昨季81試合に登板した鉄腕・平井克典が今季2度目の先発マウンドに上がる。
プロ初先発だった8月20日・オリックス戦では5回無失点で白星を掴み、以降は中継ぎで2試合に登板。中6日を空けて、再び先発登板となった。
また、オリックスは通算163セーブを誇る増井浩俊が、日本ハム時代の2016年以来4年ぶりに先発登板する。
こちらは成績不振で7月末に登録を抹消されてから、ファームでの先発調整を経てのマウンド。直近の8月27日・中日戦では6回6安打1失点、今季最多の97球を投じた。
中6日で巡ってきたチャンスで、再浮上のキッカケを掴めるか。ベテラン右腕の投球に注目だ。
▼ パ・リーグの予告先発投手
日本ハム(加藤貴之)- 楽天(松井裕樹)
<札幌ドーム 18時00分>
ロッテ(岩下大輝)- 西武(平井克典)
<ZOZOマリン 18時00分>
オリックス(増井浩俊)- ソフトバンク(二保旭)
<京セラD大阪 18時00分>
セ・リーグは初先発と“危険球デビュー”以来5年ぶり…
一方、セ・リーグではDeNAのスペンサー・パットンが来日4年目、通算194試合目にして初先発する。
今季はリリーフの一角として31試合に登板し、2勝1敗9ホールドの成績。1日の巨人戦でも救援登板していることから、短いイニングでの登板が予想される。
DeNAは今永昇太と平良拳太郎のWエースが故障離脱するなか、9月1日から13連戦に突入。先発不足のチーム状況とあって、3戦目で早くもブルペンデー採用ということになりそうだ。
そしてもうひとり、甲子園での阪神戦に臨むヤクルトは、6年目右腕の風張蓮が先発する。
2015年のデビュー戦は先発登板だったものの、この試合では初回に菊池涼介(広島)へ頭部死球を投じ、わずか8球で危険球退場。以降は5シーズン・81試合すべてリリーフ登板だった。
直近の登板は1回無失点の8月29日・DeNA戦。中4日で“ホロ苦デビュー”以来、5年ぶりの先発マウンドに上がる。
▼ セ・リーグの予告先発投手
巨人(田口麗斗)- DeNA(スペンサー・パットン)
<東京ドーム 18時00分>
中日(福谷浩司)- 広島(クリス・ジョンソン)
<ナゴヤドーム 18時00分>
阪神(青柳晃洋)- ヤクルト(風張蓮)
<甲子園 18時00分>