2020.09.08 18:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 3 | 終了 | 2 | 北海道日本ハムファイターズ |
ZOZOマリン |
福嶋打撃投手の“106番”ユニで登板
ロッテの澤村拓一投手が8日、ZOZOマリンで行われた日本ハム戦の6回に1点リードの状況で救援登板し、三者連続三振の快投を披露した。
香月一也選手との電撃トレードから一夜が明け、新天地となるZOZOマリンで入団会会見を行った澤村は、移籍後即一軍に昇格。背番号は香月が付けていた「57」に決まったが、試合用のユニフォームが間に合わず、福嶋打撃投手の「106」番のユニフォーム姿でマウンドに上がった。
ロッテの井口資仁監督は、チームがマーティンの2点適時打で逆転した直後の6回表に「澤村」の名前をコール。1点差でリードという緊迫した状況を託すと、会見で「このチームで戦力になりたい」と語っていた右腕が、この回の先頭打者・渡邉諒を空振り三振に仕留める。
続く打者は、自身と同じくドラフト1位で巨人に入団し、トレードでパ・リーグにやってきた6番・大田泰示。澤村はこの大田も三球三振にきってとると、続く7番・ビヤヌエバは初球を打ち上げて捕邪飛に。ところが、これを田村龍弘が落球してしまう。しかし気落ちすることなく、ビヤヌエバを3球で追い込むと、最後はスプリットで空を切らせて最高のデビューを飾った。
結局、試合は20号弾を含む2安打3打点をマークしたマーティンと、先発・大嶺祐太の後を受けた中継ぎ陣(小野郁、澤村、唐川侑己、ハーマン、益田直也)の活躍もあり、3-2で勝利。チームは5連勝を飾り、首位ソフトバンクをピタリと追走している。
試合後、3打点のマーティンと共にお立ち台に上がった澤村は「名前を呼ばれたときの声援は絶対に忘れません。これからはマリーンズのために腕を振っていきます。よろしくお願いいたします」と語り、三者連続三振という結果については「ホッとしました」と安堵の表情を見せた。
井口監督もリリーフ陣を称える中で期待に応えた澤村に「頼もしい」「また良いところで使いたい」と評価。新たな一歩を踏み出した右腕は、「また明日、チームのために準備して頑張ります」と、新天地でのさらなる活躍を誓った。