● カブス 0 - 3 レッズ ○
<現地時間9月9日 リグリー・フィールド>
カブスのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、本拠地で行われたレッズ戦に今季9度目となる先発登板。2回以降は立ち直り6回2安打3失点とゲームメイクしたが、初回の3ラン被弾に泣き2敗目(7勝)を喫した。
この日は「ロベルト・クレメンテ・デー」のため、背番号『21』を着用しマウンドに上がったダルビッシュ。初回、一死から今季初となる連続四球で一、二塁のピンチを招くと、二死後、5番・ムスタカスに低めのカーブを右翼席へ運ばれた。続く秋山との対戦は、詰まらせた打球が遊撃への内野安打に。遊撃・バエスの悪送球も重なり再び二死二塁のピンチを招いたが、続くグッドウィンは二ゴロに退けた。
初回に3点を失ったが、2回は圧巻の3者連続三振斬り。3回以降は制球も安定し快調にアウトを重ね、5回、6回は、いずれもテンポ良く3者凡退で終えた。
ダルビッシュは6回98球、2安打3失点、9奪三振3四球の内容で降板。2回以降は立ち直り8試合連続でクオリティ・スタート(6回以上、自責点3以下)を達成。防御率は1.77となった。
ダルビッシュを援護したいカブス打線だったが、レッズ先発・バウアーの前に沈黙し今季初の完封負け。バウアーは8回途中無失点、3安打10奪三振の快投で4勝目(3敗)を挙げ、防御率はダルビッシュを上回る1.74となった。
ダルビッシュは打線の援護なく敗戦投手。今季初登板以来の黒星で、自身の連勝は7で止まった。「6番・中堅」で先発出場したレッズの秋山は、4打数2安打で2試合連続のマルチ安打。打率は.220となった。