◆ 355日ぶりの一軍マウンド
日本野球機構(NPB)は10日、あす11日の予告先発投手を発表。敵地での楽天戦に臨む日本ハムは、一昨年のドラフト1位右腕・吉田輝星投手(19)が今季初登板する。
吉田輝は昨季の交流戦・広島戦で一軍デビューし、5回1失点でプロ初登板初勝利をマーク。しかし、以降は短いイニングでノックアウトされる試合が続き、ルーキーイヤーは4試合(11回)、1勝3敗、防御率12.27という成績で終えていた。
2年目の今季は、オープン戦での登板機会こそあったものの、開幕は二軍スタート。それでも、ファームで研鑽を積み、着実にステップアップしてきたことは間違いない。
イースタンではここまで9試合に登板して2勝3敗、防御率3.38という成績。目を引くのは、昨季から大幅に向上させた奪三振率と与四球率だ。今季は自慢の直球のみならず変化球の精度も上がり、9イニングあたりの奪三振数を表すK/9は「7.69 → 10.76」、同与四球数は表すBB/9は「3.92 → 1.90」まで良化した。
一軍マウンドは2回途中3失点KOされた昨年9月22日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来355日ぶり。今回対峙する楽天打線とは一軍で初対戦となる。
将来を嘱望される右腕が、リーグトップの攻撃力を誇る強力打線を相手に、どのような投球を見せるのか。注目の今季初登板となりそうだ。
◆ 9月10日(金)の予告先発
【パ・リーグ】
楽天(石橋良太)- 日本ハム(吉田輝星)
<楽天生命パーク 18時00分>
ロッテ(中村稔弥)- オリックス(山岡泰輔)
<ZOZOマリン 18時00分>
ソフトバンク(マット・ムーア)- 西武(ザック・ニール)
<PayPayドーム 18時00分>
【セ・リーグ】
巨人(戸郷翔征)- ヤクルト(アルバート・スアレス)
<東京ドーム 18時00分>
DeNA(井納翔一)- 中日(柳裕也)
<横浜 18時00分>
阪神(西勇輝)- 広島(床田寛樹)
<甲子園 18時00分>