2020.09.10 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 7 | 終了 | 8 | 阪神タイガース |
横浜 |
ドラ6ルーキーが初安打初本塁打
DeNAのドラフト6位ルーキー・蝦名達夫選手が、10日の阪神戦でプロ初安打となるホームランを放ち存在感を示したが、試合はクロスゲームの末に惜敗。同カードの勝ち越しとはならなかった。
先発のマイケル・ピープルズが「全体的にボールが高かった」と振り返ったとおり、持ち味とする低めに集める投球ができずに4回5失点で降板。アレックス・ラミレス監督も「初回はいい立ち上がりだったが、3回からボールが浮き出した」と分析し、「ポジティブな要素も多く見られたが、次については考えたい」と話すに留めた。
それでも二桁安打を続けている好調な打線が粘りを見せると、3点をリードされた4回裏、ピープルズの代打で出場した蝦名達夫が、能見篤史の低めのストレートをすくい上げ、センターバックスクリーンにプロ初安打となる一発を放り込んだ。
試合後、蝦名についてラミレス監督は「アメージング! 初めてのヒットがホームラン、しかもバックスクリーン。次の打席の四球は逆転するきっかけになった。この前のスタメンの時はナーバスに見えたが、今日は落ち着いて見えた」と絶賛。キャンプ時から「良いポテンシャルを持っているしパワーもある。蝦名にも佐野と同じような匂いを感じる」と評価していた秘蔵っ子の活躍に目を細めた。
結局、試合は6試合無失点と好調な国吉佑樹がサンズに逆転2ランを浴び、そのまま終戦。ラミレス監督は「クロスゲームになりベストを尽くしてやれることはやったが、勝つことはできなかった」と振り返り、「結果を変えることはできないので、明日しっかりと勝ちたい」といつもの様に切り替えていた。
4回裏にプロ初本塁打を放った #蝦名達夫 選手😆㊗️
— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) September 10, 2020
「チャンスを与えられているなかで、なかなか結果を残せず苦しい思いをしていましたが、初ヒットが初本塁打と最高の結果になりうれしいです」#スターナイト#baystars pic.twitter.com/Zw3FOPrCa3
写真・取材・文 / 萩原孝弘