2020.09.16 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 3 | 終了 | 2 | 横浜DeNAベイスターズ |
神宮 |
チームの連敗は「6」でストップ
ヤクルトの歳内宏明投手が16日、神宮でのDeNA戦に加入後初登板。5回を投げて84球、毎回の8安打を許しながら、バックの好守にも助けられて2失点という内容で降板し、勝ち負けはつかなかった。
歳内は初回、先頭の梶谷隆幸を追い込みながらセンター前に運ばれて出塁を許し、二盗を許す立ち上がり。しかし、2番・オースティンをスプリットで空振り三振に、3番・ソトには四球を与えたが、4番・佐野恵太の鋭い当たりはレフト・青木宣親が前に出てきて好捕。飛び出していた二塁走者・梶谷は戻れず、併殺に仕留めた。
2回も先頭の宮﨑敏郎に二塁打を許したが、後続に鋭い当たりを許しながらも3人で抑え、3回と4回にも一死後にヒットを打たれるが、3回はオースティンを併殺打に、4回は後続をしっかりと打ち取り、スコアボードに「0」を並べる。
すると4回裏、頼れる4番・村上宗隆が左翼席に13号ソロを放って奮闘する右腕を援護。5回表を抑えれば勝利投手の権利を得られたが、一死後に8番・上茶谷大河から3連打を許して同点に。さらに一死一三塁からオースティンに中犠飛を打たれて勝ち越される。その後、二死満塁のピンチを凌ぎ切り、5回裏の打順で代打を送られた。
6連敗と元気のないチームはDeNAの先発・上茶谷の前に村上の一発だけに抑えられていたが、7回裏に2番手エスコバーを攻めると、代打策が的中して逆転に成功。8回を清水昇、9回を石山泰稚が締めてヤクルトが8試合ぶりの勝利を収めた
昨オフに阪神退団後、四国アイランドリーグplus・香川での活躍が認められて今季途中からヤクルトに入団。今月7日に支配下登録されたばかりの歳内が4年半ぶりの一軍マウンドで粘りのピッチングを披露し、試合を作ったことが逆転勝ちを呼び込んだ。