2020.09.16 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 7 | 終了 | 6 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
マジックが「3」減る不思議?
巨人は16日、今季初スタメンを飾った田中俊太選手、立岡宗一郎選手の活躍などで阪神相手に7-6で勝利。引き分けを挟んで9連勝とし、前夜に点灯させた優勝マジック38を一気に3つ減らして「35」とした。
巨人は、コンディション不良により坂本勇人選手と岡本和真選手がスタメンを外れたが、原辰徳監督が「阿部チルドレン」と称した田中や立岡がそれぞれ本塁打を放つなど、田中が3安打2打点、立岡が2安打4打点と活躍。終盤に追い上げを許したものの、大江と中川の両リリーフ左腕が好救援を見せて逃げ切り、8回途中まで1安打ピッチングを見せていた田口が4勝目を手にした。
マジック対象チームに勝利した場合、本来は2つしか減らないマジックだが、セ・リーグの規定では2チームが「勝率」で並んだ場合、「1.勝利数」「2.直接対決の勝率」「3.前年度の順位」という順番で最終的な順位が決定。この日の試合で巨人が対阪神戦の成績を12勝3敗とし、残りの全直接対決に敗れても12勝12敗と五分、前年度の順位で巨人が上回ることになる。
要するに、阪神が残り試合に全勝して「82勝34敗4分け」としても、巨人が35勝(12敗)して「82勝34敗4分け」となれば、「勝率」「勝利数」「直接対決の勝率」では並ぶことになるが、「前年度の順位」により巨人の優勝が決定するため、マジックが3つ減った。