「必ずマスクを」「声援ではなく拍手を」「可能な限り距離を」
日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は21日、NPBの斉藤惇コミッショナーとJリーグの村井満チェアマンの連名で、ファンに向けた共同のメッセージを発信した。
新型コロナウィルスの影響で長い間無観客試合などが続いていたが、最近では一部のファンがスタジアムに足を運び試合を観戦することが可能となり、プロ野球では19日の試合から入場制限を緩和。世界的にも徐々にウィルス対策が進み、再びスポーツ界全体が活気を取り戻しつつある。そんな中、NPBとJリーグが発信した共同メッセージは以下のとおり。
「プロ野球とJリーグは、日本におけるスポーツ文化の両輪です。新型コロナウイルスの感染拡大で開催さえ危ぶまれましたが、多くの皆様の努力によって開幕・再開することができ、今月には上限こそあるものの入場者数の制限緩和によってかつてのスタジアムの光景に一歩近づくことができました。未曽有の危機はむしろ、プロ野球やJリーグがいかに多くの人に愛され、支えられているということを教えてくれたのではないかと感じます」
「我々の、そしてファン、サポーターの皆様の願いも、あとは今シーズンを最後までしっかり戦い抜くことだと思います。そのためにプロ野球12球団、Jリーグ56クラブでは引き続き感染対策をしっかり行って参りますが、スポーツを愛してくださる皆様だからこそお願いしたいことがあります」
・スタジアム内では互いに感染させないため必ずマスクを着用してください。
・素晴らしいプレーには声援ではなく拍手を送ってください。
・可能な限りの距離を取り飲食をされる際は会話を控えてください。
「昨年までのような楽しみ方はできないかもしれませんが、スタジアムから感染者を出さないことが本当の応援です。来場してくださるファン、サポーターお一人お一人の行動が、スポーツ文化を守ります」
「皆様と一緒に、決して忘れることのない2020年のシーズンを完走しましょう」