イースタンの2大スラッガーが同日昇格
日本野球機構(NPB)は23日、一軍出場選手登録を公示した。
西武は熊代聖人を抹消し、中村剛也が約3週間ぶりに一軍復帰する。中村は9月3日に抹消され、ファームでは15日に実戦復帰。打率.115(26-3)と、数字は上がってきていないものの、直近の22日・日本ハム戦では一発を放ち一軍合流が決まった。
また、日本ハムは石井一成と淺間大基を抹消し、谷内亮太と樋口龍之介を登録。前日22日に支配下昇格が決まった樋口にとっては初めての一軍昇格となる。
2019年の育成ドラフト2位で入団した樋口は、公称168センチ・84キロと上背は無いものの、力強いスイングを武器にファームで快音を連発しており、ここまで打率.342(152-52)、12本塁打、32打点の好成績をマーク。
22日終了時点では本塁打・長打率・出塁率・OPSでリーグトップの数字を叩き出すなど猛アピールを見せ、ルーキーイヤーのうちに2ケタ番号を奪取。イースタン最高の小柄な強打者が、一軍でどれだけの数字を残すことができるか注目だ。
そして、巨人はヘラルド・パーラを抹消し、17日に支配下登録されたエスタミー・ウレーニャを初登録した。こちらも樋口と同じイースタンで好成績をマークしたスラッガーで、ここまで打率.292、11本塁打、37打点の好成績。
イースタンの打撃個人成績は「本塁打」と「出塁率」が樋口、「安打」と「打点」はウレーニャがリーグトップに名を連ね、この2人で主要タイトル争いを引っ張ってきた。
そんな2人が同日に揃って一軍昇格。ファームで力をつけてきた秘密兵器が、ついに一軍の舞台でベールを脱ぐことになりそうだ。
9月23日の一軍登録・抹消
■ 埼玉西武ライオンズ
-登録-
60 中村剛也/内野手
=抹消=
58 熊代聖人/外野手
■ 福岡ソフトバンクホークス
-登録-
18 武田翔太/投手
■ 東北楽天ゴールデンイーグルス
=抹消=
58 辛島 航/投手
■ 千葉ロッテマリーンズ
-登録-
7 福田秀平/外野手
=抹消=
53 江村直也/捕手
67 茶谷健太/内野手
■ 北海道日本ハムファイターズ
-登録-
32 谷内亮太/内野手
93 樋口龍之介/内野手
=抹消=
38 石井一成/内野手
26 淺間大基/外野手
■ オリックスバファローズ
-登録-
48 齋藤綱記/投手
=抹消=
14 吉田一将/投手
■ 読売ジャイアンツ
-登録-
98 エスタミー・ウレーニャ/内野手
=抹消=
88 ヘラルド・パーラ/外野手