ファームは検査結果が出るまで自宅待機
オリックスは23日、左澤優投手(25)が新型コロナウイルス陽性と判定されたことを公表した。
球団の発表によると、左澤は20日に体調不良を訴え、翌21日に病院を受診。その際は陰性判定を受け、同日夜には体調も回復したものの、23日に念の為PCR検査を受検したところ陽性判定を受けたという。
左澤本人は体調不良発覚後、通院を除いて自宅待機としており、現在は新型コロナウイルス感染症の症状は出ていないとのことだが、保健所の指示により、あす24日より指定宿泊施設にて隔離療養に移行するとのこと。
左澤は横浜隼人高から横浜商大、社会人のJX-ENEOSを経て、2018年のドラフト6位で入団した左腕。今季は7月30日に一軍昇格を果たし、2試合に登板していたが、8月6日に抹消。以降はファームで調整を続けていた。
18日から20日までの二軍チームの福岡遠征には帯同しておらず、この間は舞洲の球団施設にて練習参加。外出や会食の参加はなかった。
今後の対応については、接触のなかった一軍は従来どおりの活動を続け、ファームチームに関しては22日に実施した定期PCR検査の結果が出るまで自宅待機。現在保健所による濃厚接触者の特定を行っており、PCR検査の結果は24日午後に判明する予定だという。
球団は「これまで取り組んできた新型コロナウイルス感染症対策について、選手、スタッフ、関係者全員に再度周知徹底を図ってまいります」としている。
なお、日本プロ野球の現役選手がシーズン開幕後に陽性判定を受けたのはソフトバンク・長谷川勇也に次いで二人目。長谷川は8月1日に陽性判定を受け、9月4日よりチーム練習に復帰。9月11日にファーム公式戦に復帰している。