ナゴヤ球場の中日-阪神は中止が決定
阪神は25日、所属する浜地真澄投手(22)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを発表した。
球団発表によると、検査を受けたのは24日のこと。起床時の検温は36.7度も、鼻詰まりや軽度の頭痛・倦怠感があったということで念のため帰阪。西宮市内の病院を受診した後、その時は「倦怠感が継続すれば翌日PCR検査を受けるように」と医師から指示を受けるに留まった。
しかし、本人からは21日(月)頃より軽度の頭痛などの体調不良を感じることがあったと報告があり、念のため夕方に西宮市内の病院で核酸増幅法による検査を実施。この検査時には発熱・咽頭症状・味覚嗅覚といった異常は無かったが、20時頃に「新型コロナウイルス陽性」と判定されたという。
本人については現在、寮の自室にて隔離中。今後に関しては保健所からの指示を待っている状態。行動履歴や接触状況などはすでに報告済みで、濃厚接触者の特定を進めている段階となっている。
なお、浜地が帯同していた二軍のチームは、25日(金)にナゴヤ球場で予定されていたウエスタン・リーグの中日戦を急遽中止に。試合のため名古屋へ遠征している二軍の監督・コーチ・選手・チームスタッフ40名は、昨晩PCR検査を行い、全員が「陰性」と判定されているという。また、鳴尾浜に残留していた関係者についても、25日にPCR検査を実施。現在は自宅待機の措置をとっている。
また、一軍のチームも、監督・コーチ・選手・チームスタッフが全員PCR検査を実施。結果は本日の昼頃判明する予定だという。一軍は神宮でのヤクルト戦を控えているが、こちらについてはPCR検査の結果を踏まえ、日本野球機構および専門家チーム、東京ヤクルトスワローズ、保健所と相談のうえ決定する運びとなる。
浜地真澄・行動履歴
(球団発表)<9月19日>
・ナゴヤドームにて中日戦に出場。
・試合後、名古屋市内の飲食店の個室でチームメート3名と計4名で外食。
※遠征時の外食について
球団では、各地の感染拡大状況等を考慮し、広島・名古屋遠征時の球団指定日に限り、球団関係者および家族との外食を許可しております。外食時は個室、人数は4名までで2時間程度の制限を設け、マスク必着、食事前後の手洗い・うがい、手指の消毒を徹底させております。
<9月20日>
・ナゴヤドームにて中日戦に帯同。試合前練習のみに参加(試合はベンチメンバー外)。
・公共交通機関を利用して帰寮。
<9月21日> ※症状発症日
・寮から公共交通機関を利用して山口県内のチーム宿舎へ移動。
<9月22日>
・ウエスタン広島戦に出場。
<9月23日>
・ウエスタン広島戦にベンチ入り(試合出場無し)。