ドジャースのカーショー

【ナ・リーグWCシリーズ第2戦】
○ ドジャース 3 - 0 ブリュワーズ ●
<現地10月1日 ドジャー・スタジアム>

 コロナ禍のメジャーリーグで全30球団中最高の勝率.717(43勝17敗)を誇ったロサンゼルス・ドジャースが、2連勝でワイルドカードシリーズを突破。32年ぶりのワールドチャンピオンに向けて、まずひとつ目の関門を突破した。

 初戦は4投手の継投で逃げ切ったドジャース。連勝をかけた第2戦は、先発したクレイトン・カーショーが圧巻の奪三振ショーを展開。立ち上がりにいきなり2者連続三振でド派手なスタートを切ると、2回は三振なしも三者凡退に斬り、以降は3回に1つ、4回は2つ、5回も2つと来て、6回は三者連続三振。相手に付け入るスキを与えない。

 6回の時点で2ケタ・10奪三振を記録した左腕は、7回も1奪三振の3人斬り。さらに8回も空振り三振から四球、出した走者を牽制で刺してまた三振と3人斬り。尻上がりに調子を上げ、終わってみれば8回を93球、被安打3に与四球が1つ、計13奪三振で無失点という快投だった。

 打線も相手先発のブランドン・ウッドラフを前に攻めあぐねたが、5回に二死ながら一・二塁というチャンスを作ると、カーショーをリードしてきたオースティン・バーンズが執念でセンター前に運ぶ先制打。

 ついに均衡が破れると、今季から加入した新たな打線の目玉ムーキー・ベッツに2点適時二塁打が飛び出し、この回一挙3得点。好投を続けるエースを援護する。

 3-0で迎えた9回は、ブラスダー・グラテロルが先頭に安打を浴びながらも反撃は許さず、ドジャースが3-0で快勝。2連勝でディビジョンシリーズ進出を決めた。

 今年で地区8連覇と圧巻の戦力を持ちながら、毎年ポストシーズンで涙を呑んできたチーム。なかでもエースのカーショーは絶対的エースという立場でありながら、この大舞台で苦しむシーンが度々目につき、チームとともに悔しさを噛み締めることも多かった。それがこの日は、これまでのうっぷんを晴らすかのごとき快投。まさに“最強左腕”という姿を見せつけた。

 1988年以来、32年ぶりの戴冠へ…。今年こそチャンピオンリングを手にすることができるか、好スタートを切ったドジャースから目が離せない。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

ベースボールキング編集部 の記事をもっと見る

【PR】「ABEMA」がMLBを生中継
日本人選手の活躍を無料で視聴できる!

ABEMA × MLB2025

新しい未来のテレビ「ABEMA」では、2025シーズンのMLB公式戦を無料生中継! 平日のドジャース戦全試合を含む、レギュラーシーズン485試合を生中継で楽しむことができます。また、試合の名場面を試合終了後から楽しむことができる「ハイライト映像」も無料で視聴可能。

プレミアム会員なら一部のプレミアム限定配信試合も見放題で楽しめるほか、試合後1週間いつでもフル映像を視聴可能。さらに、みんなで観戦を楽しめる「コメント機能」、試合途中でも最初から視聴できる「追っかけ再生」など機能も充実。

スマホ、PC、タブレット、TVなどマルチデバイスでどこでも観戦できる「ABEMA」でMLBを堪能しよう!

POINT

大谷翔平をはじめ日本人選手が活躍するMLBを無料で視聴可能! TV視聴も可能!

② プレミアム会員なら有料試合も見放題。コメント機能や追っかけ再生で楽しみ方も充実!

③ ABEMAプレミアムは広告なし見放題(月額1,080円)広告あり(月額580円)から選べる!

もっと読む