ソフトバンクのバレンティン選手

◆ 先日は「SNS投稿」が波紋を呼ぶ…

 ソフトバンクは2日、ウラディミール・バレンティン選手(36)を一軍登録した。

 今年で来日10年目を迎えた右の大砲。ヤクルトで主砲として長らく活躍を見せた後、今季からソフトバンクへと移籍。初のパ・リーグ、新天地での大暴れに期待がかかったが、ここまでは47試合の出場で打率.196、本塁打も9本と実力を発揮しきれていない。

 8月21日に登録抹消となると、ファームでも19試合の出場で打率.163、本塁打1と低迷。9月末には自身のSNSでの発言が波紋を呼び、ファンに向けて釈明・謝罪をするという一幕もあった。

 もがき苦しむ日々が続いた中、チャンスは突然訪れる。

 一軍で中軸を張るアルフレド・デスパイネが、故障のため戦線離脱。ロッテと激しい首位争いを演じているこの佳境に、チームは大砲を欠くこととなってしまったのだ。

 そこで白羽の矢が立ったのが、NPB通算297発の実績を誇るバレンティン。チームにとっては大きなピンチだが、男にとっては名誉挽回の大きなチャンス。今こそ一軍の舞台で、自らの腕とバットですべてを振り払うことが求められる。

 
 危機を迎えたチームの救世主となり、リーグ優勝に導く使者となることはできるか…。帰ってくる鷹の背番号4から目が離せない。

 その他、2日の公示情報は以下の通り。

◆ 10月2日の出場選手登録・登録抹消

■ 福岡ソフトバンクホークス
-登録-
17 岩嵜 翔/投手
4 ウラディミール・バレンティン/外野手

=抹消=
63 川原弘之/投手

■ 北海道日本ハムファイターズ
-登録-
44 クリスチャン・ビヤヌエバ/内野手 [※]

=抹消=
64 田宮裕涼/捕手 [※]

※「脳振とう特例措置」が適用。

■ 読売ジャイアンツ
-登録-
45 今村信貴/投手

=抹消=
68 香月一也/内野手

■ 広島東洋カープ
-登録-
44 林 晃汰/内野手

=抹消=
70 テイラー・スコット/投手

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