ヤクルト・村上宗隆 (C) Kyodo News

● ヤクルト 4 - 6 広島 ○
<17回戦・神宮>

 豪快なアーチが右へ左へ、都心の夜空を切り裂いた。

 ヤクルトの4番・村上宗隆選手(20)が6回に超高弾道の一発を右翼席へ放り込めば、直後の7回、今度は広島の3番・鈴木誠也選手(26)が弾丸アーチを左中間へ。ともに今季20号となるソロアーチの応酬を見せた。

 ヤクルトが4点ビハインドの6回、一死走者なしの場面で村上が打席へ入ると、ボールカウント2-1から2番手・中田廉が投じた内角低めの140キロを強振。高く打ち上がった打球は、ヤクルトファンが待つライトスタンド最前列へ飛び込んだ。

 村上は10月に入ってから3試合ノーヒットだったが、この日は第2打席の中安打に続く一発で4試合ぶりのマルチヒット。今年2月にハタチを迎えた若き4番は、9月だけで8本塁打とペースを上げ、10月初弾であっさりと2年連続20本塁打を達成した。

 そして、この一発で頭上を越されていたのが鯉の主砲・鈴木。村上の20号を見上げた背番号1は直後の7回、2イニング目に突入していた左腕・寺島成輝のカットボールを振り抜き、強烈な一撃を左中間中段へ。燕の反撃ムードを断ち切る一発を放り込んだ。

 鈴木は高卒4年目の2016年シーズンから5年連続の20本塁打到達となり、これは球団では前田智徳氏(2002~2006年)以来14年ぶり。背番号1を引き継いだ先輩の数字に並ぶことになった。

 4日終了時点でセ・リーグの本塁打王争いは、巨人の岡本和真が24本でトップを走り、阪神の大山悠輔が1本差で追う展開。燕と鯉の主砲も20本の節目に乗せ、4差の中に4選手が入る混戦模様になってきた。

 2020年シーズンも残り30試合ほど。セ界の大砲たちが繰り広げる本塁打王争いから目が離せない。

【セ・リーグ本塁打ランキング】

1位 24本 岡本和真(巨人)
2位 23本 大山悠輔(阪神)
3位 20本 村上宗隆(ヤクルト)
3位 20本 鈴木誠也(広島)

5位 18本 ジェリー・サンズ(阪神)
5位 18本 ネフタリ・ソト(DeNA)
5位 18本 丸 佳浩(巨人)
8位 17本 青木宣親(ヤクルト)
9位 16本 梶谷隆幸(DeNA)
9位 16本 坂本勇人(巨人)

※成績は10月4日終了時点

この記事を書いたのは

藤田皓己

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