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オリックスの高卒ドラ1・宮城の粘投デビューを指揮官も評価「次も期待している」

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2020.10.04 13:00
オリックス・バファローズ 9 終了 2 東北楽天ゴールデンイーグルス
京セラD大阪

宮城「もっと球数少なくアウトを取りたい


 オリックスのドラフト1位・宮城大弥投手(19)が4日、本拠地・京セラドーム大阪での楽天戦でプロ初登板初先発。デビュー戦白星とはならなかったが、5回7安打2失点と粘り、試合を作った。

 プロ初登板、初先発として注目された宮城は初回、いきなり1番・小深田大翔、2番・田中和基に連打を浴び、無死一二塁のピンチを招く。しかし、3番・鈴木大地を右飛に打ち取ると、「日本を代表する選手」と話していた4番・浅村栄斗と、5番・和田恋を連続三振に斬ってピンチを切り抜けた。

 オリックスは2回に大下誠一郎の遊ゴロ併殺打の間に先制点を挙げたが、援護をもらった宮城は3回と4回に適時打を打たれて逆転を許す展開に。それでも、高卒ルーキーとは思えぬ堂々としたピッチングを披露し、5回を99球、7安打、2失点という内容でマウンドを降りた。

 宮城は「立ち上がりは緊張もありましたし、捕手が少し遠く見えていました」と振り返りつつ、「全体的にはストレートの感覚もよかったですし、1アウトを取るごとに少しずつ緊張もほぐれていきました」とコメント。4回の適時内野安打の場面などについても語り、「状況を考えて野手に任せるなどしなければいけなかった」と内容を冷静に振り返っていた。

 それでもチームは7回に杉本裕太郎の適時打で追いつくと、さらに一死満塁の場面で“女房役”伏見寅威が走者一掃となる適時三塁打を放って一気に勝ち越し。 その後も得点を重ね、17残塁に終わった前日のリベンジを果たした格好だ。

 試合後、勝ちこそつかなかったが、次に繋がる形でデビュー戦を飾った宮城は「ボール球が続く場面など、慌てなくていい場面を慌ててヒット打たれるなど、投手としてまだ甘い部分もあった。そこを修正しないと同じことの繰り返しになってしまうので、修正していきたい。もっと球数少なくアウトを取りたいです」と、今後に向けた課題を口にした。

 試合後、中嶋聡監督代行は宮城については「合格点というよりも良いピッチングだった。ホントは勝ちをつけたまま交代したかったけどね。見ての通り落ち着いたピッチングで、内容というよりも、あまり表情変えずにずっといけるのは、やっぱり並の高校生上がりじゃない」と絶賛した。

 気になる今後については「次も期待している」としつつ、「5回99球を投げての疲れもあるでしょうし、これでローテーションというのは育成として間違っている」とコメント。次回の登板までは間隔を開けることを示唆した。「高卒1年目ということを考えて、ケガだけは避けるように、みんなで考えてやっていきたい。ファームでは108球が最多。ファームの108球と一軍の108球は全然違うもの」とも語り、無理をさせない考えだ。

 奮起した打線に関しては「やっと…やっと繋がりましたね」と安堵の表情を浮かべると、「チームバッティングができたら点に繋がる」と9安打9得点の打線を評価した。6日からは今季一度も勝ててないZOZOマリンでのロッテ3連戦。中嶋監督代行も「ロッテ戦はやられてばかりなんで、みんなで勝ちに行く」と力強いコメントを残した。

 今季2勝15敗1分けと大きく負け越している天敵との試合でこそ、その“真価”が問われる。


文=どら増田
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