2020.10.05 18:00 | ||||
阪神タイガース | 6 | 終了 | 1 | 読売ジャイアンツ |
甲子園 |
「カーブとか使っていい感じで抑えられました」
阪神が若虎たちの活躍で巨人に完勝した。
初回は、互いに先頭打者が出塁するも、阪神・髙橋遥人、巨人・桜井俊貴の両先発が後続を抑えて静かな立ち上がりを見せる。その後は3回までゼロ行進となったが、4回表に巨人が松原聖弥と坂本勇人の連続二塁打で先制。しかし、その裏に大山悠輔と原口文仁の連打で無死二三塁とし、パスボールで同点に追いついた。
阪神は直後の5回、一死一塁から再び4番に入った大山の24号2ランで勝ち越しに成功。6回には髙橋のプロ初打点となる適時打も飛び出し、続く近本光司の適時二塁打でリードを広げた。さらに7回にも髙山俊の適時打で6点目を奪って試合を決定づけた。
投げては先発の髙橋が「自分でもよくわからないんですけど、うまくリードしてもらってカーブとか使っていい感じで抑えられました」と振り返った快投で、9回1失点、14奪三振という内容でプロ初完投勝利を挙げた。試合後、矢野監督も「いい意味で力が抜けて間があって強弱があって、そいうところが完投につながったと思います」と称え、「捕手も良いところを引き出したと思います」と“女房役”坂本誠志郎のリードも評価した。
打っては、大山がホームランランキングでトップに立つ岡本和真に並ぶ24号を放つなど、猛打賞の活躍。リードオフマン・近本も猛打賞と、若虎たちが躍動した。大山が「まだ30試合あると思ってチーム一丸となって戦っていく」と意気込めば、近本も「まだあきらめてない」と力強く語り、甲子園を盛り上げた。