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リーグ制覇を目指すロッテに“試練”……その先の“歓喜”を目指してチーム・ファンが一丸に

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ロッテ・井口資仁監督

様々な事態を乗り越え辿り着いた現在地


 ロッテは6日、荻野貴司選手、角中勝也選手、清田育宏選手、菅野剛士選手、鳥谷敬選手、藤岡裕大選手、三木亮選手ならびに伊志嶺翔大走塁兼打撃補佐兼外野コーチ補佐、チームスタッフ3名の計11名が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、すでに陽性判定を受けていた岩下大輝投手の濃厚接触者に東妻勇輔投手、小野郁投手、和田康士朗選手、山本大貴投手の4名が特定されたことを発表した。

 荻野、藤岡、菅野は4日の西武戦にスタメンで出場し、角中、清田も開幕から代打やスタメンで活躍を見せてきた主力選手。特にショートは藤岡、三木、鳥谷の3人が新型コロナウイルスに感染する緊急事態だ。和田も今季のチームには欠くことのできない存在で、東妻や小野も貴重なリリーバーとしてブルペンを支えてきた。

 振り返れば、今季はここまで開幕してから様々な難局を乗り越えて来た。セットアッパーのジャクソンが退団した後は、7回・唐川侑己、8回・ハーマン、9回・益田直也の“勝ちパターン”を確立。8回の男・ハーマンが『右手第2指伸筋腱損傷』で一軍登録を抹消した後は、9月にトレードで加入した澤村拓一が“勝ち試合の8回”を担当している。

 先発陣も種市篤暉が離脱した後、開幕先発ローテ入りを果たすも不調で二軍再調整となっていた二木康太が再昇格し、8試合に登板して、5勝1敗、防御率2.40の成績を残してきた。現在も自身4連勝中で、しっかりと先発ローテーションに定着している。

 野手も昨季チームトップの32本塁打を放ったレアードが腰痛で離脱した後、開幕から代打、指名打者、一塁、三塁など、様々なポジションで出場していた安田尚憲が三塁のレギュラーとして出場。4番にも座り、3日の西武戦では値千金の勝ち越し3ランを放つなど、打率.234、6本塁打、打点はチーム3位の47をマークする。

 現在は復帰している田村龍弘が「右手第2指末節骨剥離骨折」で離脱した時には、開幕から田村とともに先発マスクをかぶることが多かった柿沼友哉、打撃が売りの佐藤都志也、さらに開幕からファームで過ごしていた江村直也などを起用して難局を乗り切ってきた。

 この日、7名の選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、4名が濃厚接触者判定となったが、いまいる選手たちで目の前の試合を戦っていくしかない。今季は故障者が出た後も、プレーできる選手たちでカバーしてきた。ファームで力をつけてきた選手たちは、一軍でアピールする絶好のチャンスでもある。

 残り28試合。マリーンズは現在、首位・ソフトバンクと「2.0」ゲーム差の2位だ。15年ぶりのリーグ優勝を目指し戦っている。“試練”を乗り越えた先に“歓喜”の瞬間が訪れることを信じ、チーム、ファンが一丸となって、リーグ突ッパ!を目指し戦っていくしかない。


文=岩下雄太(いわした・ゆうた)
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