史上2度目の中止
日本学生野球協会は9日、11月20日からの開催に向けて準備を進めてきた第51回明治神宮野球大会の中止を発表。10月6日の本大会臨時実行委員会で、新型コロナウイルス感染症の感染状況や本大会の概要を勘案し、開催の中止を決定した。
全国的に新型コロナウイルス感染症が広がっている現状において、特に感染者数が多い東京都に全国各地から団体での移動や、長期間の宿泊に伴うリスク等に加え、開催時期なども考慮した結果、選手や関係者の安全を最優先に考え、大会の開催は困難との結論に至ったとのこと。
明治神宮野球大会は、毎年秋に高校の各地区大会優勝校と大学の各リーグ代表校が出場して行われる全国大会で、高校の部優勝校の所属地区にはセンバツの「明治神宮大会枠」が与えられてきた。昨秋の明治神宮大会では、慶応義塾大が大学の部で、中京大中京が高校の部で優勝している。
なお、明治神宮野球大会の中止は、昭和63年(1988年)の第19回大会(※昭和天皇ご不例のため中止)以来、史上2度目のこととなる。