ニュース 2020.10.13. 10:00

ロッテ、月間チーム防御率リーグトップ「2.05」 “守り勝つ”野球で勝利を!

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ロッテ・井口資仁監督

投手陣の安定感


 2位・ロッテは、前カードの首位・ソフトバンクとの3連戦の初戦に3-1と勝利し、ゲーム差なしに迫ったが、連敗で1勝2敗と負け越し。首位・ソフトバンクとのゲーム差は、再び「2.0」に広げられてしまった。

 打線は新型コロナウイルス感染で“特例2020”の対象選手として一軍登録抹消された“代替指名選手”での昇格を果たした藤原恭大、西巻賢二といった若手が躍動したが、打線が繋がらず3試合でわずか4得点に終わった。10月は月間チーム打率は.199と2割にも届かない。4日の西武戦で8得点を挙げたが、10月はリーグワーストの24得点だ。

 打線の状態が上がってこないなかで、投手陣は10月の月間チーム防御率リーグトップの2.05。チーム先発防御率2.21、チーム救援防御率1.64もいずれもリーグトップの数字だ。

 特に投手陣は7月までチーム防御率リーグワーストの4.51だったが、8月1日以降はチーム防御率リーグ2位の3.61。10月に入ってからの数字だけでなく、チーム状態が上がった8月以降は、比較的安定している。

▼ 開幕〜7月31日
チーム防御率:4.51(6位)
先発防御率:4.58(4位)
救援防御率:4.39(5位)

▼ 8月1日〜
チーム防御率:3.61(2位)
先発防御率:3.91(3位)
救援防御率:2.97(2位)

チェンが加わる


 話を10月に戻すと、先発陣は10日のソフトバンク戦で中村稔弥が2回でマウンドを降りたが、その他の試合は5イニング以上を投げている。4日の西武戦で移籍後初完投勝利した美馬学、10月の月間防御率0.60を記録する二木康太は、いずれも10月はここまで2試合に登板しているが、全て7イニング以上投げた。石川歩、小島和哉も6イニング以上投げており、先発陣はある程度計算が立つ。

 ここに9月21日に獲得したチェン・ウェインが、先発候補として加わった。

 8日にはZOZOマリンスタジアムで行われた練習で、シート打撃に登板。中村奨吾、松田進、高部瑛斗、福田光輝、西巻、宗接唯人に対し、51球を投げてヒット性のあたりは1本、2奪三振、最速147キロを計測した。

 チェンはシート打撃後、球団を通じて「今日は久々に投げることが出来て嬉しかったです。いい準備が出来ました。試合に向けてしっかり調整して頑張りたいです」とコメントした。

盤石のリリーフ陣


 リリーフ陣も、7回・唐川侑己、8回・澤村拓一、9回・益田直也の“勝利の方程式”が確立されている。

 6回までリードしていれば、9月17日の西武戦から現在8連勝中だ。9月23日の楽天戦で唐川、10月2日の西武戦で澤村が敗戦投手になっているが、唐川は3-3、澤村は0-0と同点の場面での失点だった。9月17日以降、リードしている展開の登板では、しっかりとリードを保った状態で守護神・益田にバトンを渡している。

 また、益田も今季2敗を喫しているが、敗戦投手となった7月10日の西武戦は6-6の9回、7月24日の西武戦も2-2の9回といずれも、同点での登板した試合だった。セーブ機会では、8月4日のオリックス戦で1点リードの9回に登板し、同点に追いつかれたことはあったが、その他の試合は最後を締めくくっている。

 “リード”している展開であれば、抜群の安定感を誇る唐川、澤村、益田の3人だ。

 10月はチーム打率.199であることに加え、今週戦う楽天、日本ハムは則本昂大、涌井秀章、岸孝之、有原航平といった“エース級”と戦うことが予想され、大量点も考えにくい。投手陣にはかなりプレッシャーにはなるが、1点のリードを守りきる“守り勝つ野球”で、勝機を見出していくことになるだろうーー。

 残り23試合。1カ月後、笑顔でいられるために、チーム、ファンが一丸となって目の前の試合を勝っていくしかない。

文=岩下雄太

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